12/29/2011

What Are You Doing New Year's Eve?

2011年の営業は12月27日(火)で終了し、28日(水)から2012年1月4日(水)までお休みさせていただきます。年末の感謝セール中に臨時休業したりと年末にやや混乱した状況のまま今年の営業を終えることになり、ご迷惑をおかけしました。正直パッとしない気分ですが、それでもなんとか無事に一年を終えることが出来そうです。

思えば今年は我々にとって大変な一年でした。3月11日に起きた東日本大地震やその後の原子力発電所の事故は誰にとってもこれまでの価値観が一変するほどの大事件だったと思います。今では直後のパニック気味の状況がまるで嘘のようにそれまでと変わらない生活を送っています。ですが、一方で大勢の方々が不自由な生活を送っています。そのことを考えるとどうにもたまらない気分になります。被災地でのボランティア活動への誘いを断ってしまい、別の機会を作って行こうなどと思っていたものの、結局行動出来ずに今年が終わってしまうことになり、少々悔やまれます。

ワタクシ自身は家や家族を失ったわけでもなければ、仕事が奪われたわけでもありません。それは間違いなく幸せなのだということを日々実感しています。決していいことばかりではありませんし、特に家族の身に心配な出来事が起きた直後なので、こうやってこの時期を迎えられることは特別な素晴らしいことのように思えます。

それにしても、よく二十歳過ぎると時間の経過がものすごいスピードになるなんてことを言いますが、ホントにそうですよねぇ。実際年々早く感じるようになり、冗談でもなんでもなく今年はあっという間でした。店の運営に関しては自分なりに積極的に行動したことや新しく試みたこともありましたが、やろうと思っていることが思う通りに出来ず消化不良だった部分も多々あります。

店頭での接客をはじめとするもろもろ、修理業務、ウェブの更新に関わる作業、事務的な雑務など、すべてを合理的にバランス良く出来るように意識してはいますが、今年は特にその限界を感じていました。そういった問題点を修正したり、うまく方向転換することが今後の課題でしょうか。

いずれにしても2011年もあと残りわずかです。個人的にもとても悲しい経験もしましたが、いい事だってありました。ホントにいろいろなことがありました。とにかく、厳かな気分で家族と新しい年を静かに迎え、すっきりした気持ちで2012年の営業をスタートさせたいと思います。こうして今年を無事に終えることが出来るのは当店を支持して下さる方々のおかげです。心から感謝申し上げます。来年もワタクシなりのセンスでいい感じの古時計を紹介していきたいと思いますので、引き続きご注目下さい。2012年もホロル・インターナショナルを宜しくお願い致します。それでは、みなさま良いお年を!

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店主  廣江 顕






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12/25/2011

Merry Christmas!!!

わざわざ店を休まなければならないほどの問題が起きていましたが、なんとか昨日と今日は営業することが出来ました。ここで詳しく説明するのは控えさせてもらいますが、思いがけず家族の健康に関わる問題で止むを得ず休ませていただきました。おかげさまでもう大きな心配はなくなりました。正直一時はどうなることかと思うほどでしたが、こうして静かにクリスマスの日を迎えられたのは少し感慨深いものがあります。

12月11日から行ってきた「クリスマス感謝セール」は今日25日で終了の予定でしたが、開催中に2日ほど臨時休業したため、その分セールの期間を延長することに決めました。すでに当店のウェブサイト上では案内していますが、急遽12月27日火曜日まで開催することにしました。27日いっぱいまでのご注文についてはいずれもセール価格でご提供させていただきます。ただし、明日12月26日、27日の両日とも18時で閉店となります。平常通りの営業が出来ず、本当に申し訳ありませんが、どうかご理解下さいますようお願い致します。

それから、2011年の営業についてお知らせします。年内は12月27日火曜日までとなり、新年2012年の営業は1月5日木曜日からを予定しております。ちょっと長めにお休みさせていただこうかと思います。残りわずかとなった当店の2011年。あと2日間ですが、どうぞよろしくお願いします。メリークリスマス!




シングルのB面だったプリンスのクリスマスソングの"Another Lonely Christmas"という曲。1984年リリースの隠れた名曲の貴重な12インチシングルバージョン。当時夢中になってレコードを繰り返し何度も聴いた思い出深い一曲です。




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12/23/2011

お詫び

ただいま「クリスマス感謝セール」の開催中ですが、今週に入ってから通常通り営業出来ず、ご迷惑をおかけしております。月曜日と火曜日は午後5時で閉店することになり、さらに昨日の22日木曜日は急遽臨時休業させていただくことになり、続けて今日23日金曜日も休むことになってしまいました。

長く営業を続けてきましたが、これまでこのような形で休みを取ったことはなく、もちろん決して本意ではありません。ですが、どうしても止むを得ない理由でこのようなことになってしまいました。

明日12月24日土曜日はなんとか営業出来そうです。ただし、開店時間はやや遅れるかも知れませんし、18時には閉店させていただきます。万一ですが、オープン出来ない場合にはなるべく早くTwitter上でお知らせ致します。度々ご迷惑をおかけすることなり、本当に申し訳ありません。重ねてお詫び申し上げます。



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12/16/2011

Christmas Sale 2011

街中がなんとなく慌ただしくなってきました。いつもより交通渋滞も目立つようになってきた気もしますし、師走特有のムードが漂っています。そんな2011年の12月ももう半分過ぎてしまいました。

当店のウェブサイト上でもすでにご案内しているようにただ今恒例の「クリスマス感謝セール」を開催中です。ひっくり返ってしまうほどの超目玉商品があるわけでもなく、びっくりするほど豪華なプレゼントが用意されているわけでもなく、いつも通り実に地味な内容のセールですが、セール期間中はほとんどの商品が通常価格よりお安くなりますので、やはりそこは見逃せないかと思います。12月25日(日)まで行っておりますので、是非この機会をご利用いただくようお勧め致します。サイト上でご紹介している商品は現在ストックしているもののすべてではありません。未掲載の商品も多数ございますので、可能な方は是非代官山の店舗へお越しいただくようお勧めします。昨日の夕方来店された方も「ホームページに出ているもの以外にもずいぶんたくさんあるんですねぇ」みたいなことを言っていました。

ところで、先日ここでアナウンスしたテレ東のドラマの話です。録画しておいた番組を最後まで観終えたら、大ショック!最後の方に出てくるエンドロールの中にウチの店の名前がいっさい出てこないではありませんかっ!結構いろいろ準備したのにホントに残念で仕方ありません。場面や設定に合うように時計を準備したり、ベルトを変えたり、工具やらまで用意したのになんだか全部ムダになったような気分です。まぁ、もっともあそこで店の名前がチラッと出てきたところでこれといった大きな宣伝効果はありませんけど、それでもせっかくなんだから載せて欲しかったですよねぇ。きっと何かの手違いなんでしょうけど、どうにも解せない気分です。

先日のドラマ、当初からストーリー上登場する左利き用のアンティーク時計が必要だという話でした。けど、そんなものはめったにないし、どうしてもという話だったので、急遽リュウズが左側に付いた時計を作ったりしたんですよねぇ。まぁ、それも文字盤をひっくり返して取り付けてみたら、たまたまなんの加工もせずにすんなり付けられたので、たいした手間ではありませんでしたが、やっぱり最後に店の名前くらいちゃんと出して欲しかったです。とはいえ、ここでこんな風にネタにさせてもらったので、もう気にしないことにします。ちなみにどんな時計がドラマの中で登場したのか、こちらで紹介していますので、良かったらご覧下さい。



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12/04/2011

Our watches will appear on TV

気がつけばもう12月。早いもので今年2011年も残り一カ月を切りました。しょちゅうこんなこと言ってますけど、ホントに早いですねぇ。忘れないうちに告知しておこうと思うことがあり、久々にブログにエントリーします。

今週12月7日(水曜日)テレビ東京で21時からオンエアのドラマ、水曜ミステリー9「監察医篠宮葉月 - 新・死体は語る」の撮影に当店が協力させていただきました。リンク先に出ているあらすじを読んでもらうと分かるかと思いますが、なんとこのドラマでは話の中にアンティーク時計を扱う時計屋さんが登場するのです。劇中で登場するそのお店の商品を用意させていただきましたが、さらに今回のドラマでは修理に使う工具なんかも提供させていただきました。当店で用意したキズミ、ドライバー、ピンセットなども劇中に登場するはずです。

普段からわりとちょこちょこテレビドラマや映画の撮影などに時計を貸し出したりしていますが、大抵の場合どんな時計が使われているのかすら分からない場合も少なくありません。ところが、今回はバッチリ画面に登場するはずなので、今から結構楽しみです。いわゆるサスペンスのこのドラマ。ネタばれになってしまうので詳しくは書けませんが、物語の中で時計が重要な役割を果たすらしいんです。それに実は「こんな場面でこんなセリフはおかしくないか?」なんてこともいくつか訊ねられて、ワタクシなりにアドバイスさせてもらったりもしました。なので、そういった点でも興味津々なんです。

最初からちゃんと観ると意外にハマる2時間モノのサスペンスドラマ。おまけに古時計が登場するっていうのですから、見逃せませんねぇ。ベストセラー小説が原作のドラマ化第10弾、水曜ミステリー9「監察医篠宮葉月 - 新・死体は語る」。今度の水曜日は21時からテレビのチャンネルはテレビ東京に決まり。必見ですョ!




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11/27/2011

Surprise

もうそろそろ11月も終わりを迎えようとしていますが、周りを見渡すと街は早くもクリスマスムードになりつつあります。朝晩の冷え込みはなかなかのものになってきました。朝、モーレツに目覚めの悪いワタクシにはヒジョーにキツイ季節になってきました。そんな今日この頃、ちょっとびっくりする出来事がございました。それはつい昨日のこと。

珍しく開店後それほど時間が経っていないタイミングでウェブサイトの更新作業を始めました。いつもは日が暮れる頃の作業になる場合が多いのですが、昨日はなんとなく早めに作業を終えようと固く決意したのでした。普段通り画像の修正をしてコメントを考えてキーボードを叩いたりしながら、13時頃アップロードし終えたのですが、なんとそのアップしたばかりの時計がわずか数時間後に売れてしまいました。

昨日アップした商品はこの画像のインターナショナル。メッシュタイプのオリジナルブレスがついたものでした。もちろんコンディションは決して悪くありませんが、1970年代製なので比較的年式も新しいし、アンティークウォッチの王道を行く1940~1950年代頃のモデルではないため、すぐ売却になるとはまったく思っていませんでした。

昼食を食べ終えてしばらく経った頃、一組のカップルにご来店いただきました。男性が手に取ってみたいとのことでショーケースからお出ししたのがこの時計でした。「つい数時間前にサイトに載せたばかりだし、まさかそれを見て来店したわけじゃないだろう。きっとただの偶然だ。」なんてことを頭の中で考えつつ、そんな話はせずに簡単に商品についての説明をしました。その時はわりとすぐ店の外に出て行かれましたが、しばらく経って再度来店いただいた際にもう一度この時計をお見せしました。古い機械式時計を使ったことはないそうだったので、かなり詳しく時間をかけて説明した上で正式にご購入いただくことになりました。

そして、ブレスの調整をしたりしてお渡ししようとしている時にこう切り出しました。「実はこの時計はウチの店のサイトに今日の昼過ぎに載せたばかりなんですけど、まさかそれを見て来店されたんじゃないですよね?」と訊ねました。ワタクシ的には単なる偶然だったんじゃないかと思っていたワケです。するとあっさりインターネットで見たと言うではありませんか!もうビックリです。

最初からそう言ってくれたら良かったのですが、何やら聞けば代々木で勤めていらっしゃるそうで、その職場のPCで14時頃にサイトをチェックしたら、たまたま好みにバッチリ合うインターナショナルが出ているのを見てその後すぐ代官山までやって来たとのことでした。思えば、過去にも似たようなことがまったくなかったわけではありませんが、基本的にはめったに起こらないことですし、今回は直後に来店してもらってそのまんま売れてしまうパターンだったので、ホントに驚きました。そもそも趣味性の強い古時計の世界。基本ポンポン売れるものではありませんからねぇ。そこそこ長いことこういう商売をやっているとこんなこともあるんだなァと思った今日この頃です。




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10/29/2011

love at first sight

時計屋生活も気付けば丸18年が経ち、この10月でちょうど19年目に突入しました。何だかんだで結構長く続けてきましたが、思えばこれまでそれなりに数多くの時計を取り扱ってきました。古い時計を仕入れる際の「決め手」といえば、基本的にケースやリュウズなどの外装部分、文字盤と針、ムーヴメント、それぞれのコンディションを総合的に見て判断します。

例えば、文字盤の雰囲気が良くてもケースがダルダルのツルツルだったりしたら、NGと判断するかも知れませんが、もしその代わりにそれが相当安く入手出来るのであればだいぶ話が変わってきます。そんな風に全体的なバランスを見て、出来るだけ短時間に考えて結論を出さなければなりません。オリジナル性は重視しつつも、どこかで譲歩することも必要だったりします。これまでの経験で言えば、何十年も前のものに完璧は求められません。人間だって誰にでも欠点ぐらいあるもので、完全無欠な人はいません。必ず長所、短所があるもの。それとちょっと似ているかも知れませんねぇ。

仮にあるモデルの美品がたまたまタイミング良く見つかったとして、残念なことにリュウズがオリジナルのものではなかったとします。リュウズに特徴があり、そのオリジナル性が大事な時計だったとしても、もしその時計のリュウズ以外の部分の状態が抜群に良かったとしたら、それはOKかも知れません。そんな時はリュウズだけ入手出来る可能性があるのかどうかなんてことも考えてみます。そんな風に全体のバランスを総合して入手するべきか、そうではないのかを判断するワケです。

文字盤の状態なども「自然な経年変化による味」と捉えることが出来るのか、あるいは「単に汚いだけ」と捉えるのか、そのあたりはあまりに感覚的な部分なので、具体的にどうとは言えませんが、とにかくそういった点も踏まえて判断しなければなりません。いずれにしても外装、文字盤、ムーヴメントは三位一体。原則的にそのどれかに重大だと思われるマイナス要素があってはマズイのです。

先日仕入れでちょっと海外へ行ってきましたが、その際にひょっとしたらこれまでで初めてなんじゃないかという経験をしました。前述のように仕入れの際は複数の要素を総合して判断するのが普通なのにこの前はムーヴメントだけを見て時計を入手してしまいました。それがこの画像の時計。ホントにムーヴメントだけで決めました。実は他の部分は全然ダメなんです。でも、この画像のムーヴメントどうですか?キレイだと思いませんか?ブランドは"REVUE"です。角型で粒金仕上げになっているところもわりと珍しい方だし、少なくとも当店で過去に取り扱ったことがないものです。なにしろ、やたら美しい。このムーヴメントを見てワタクシは瞬間的にシビれてしまいました。まさに一目惚れ。

そんなこの時計。ケースも風防も文字盤も針もちゃんと付いていますが、とてもお見せ出来るようなシロモノではありません。正直かなり汚い!ケースがステンレススチール製だったせいか、たまたまムーヴメントそのものはご覧のように十分な状態を保っていました。とても売り物に出来るレベルではありませんが、直観的にこれを手に入れないワケにはいかないと思ってしまいした。

このムーヴメントは店頭でご覧いただけるようにとりあえずこのままの状態でどこかに飾っておこうかと思います。どんなに酷い文字盤なのか、興味のある方はお声をかけて下さい。きっと見たらビックリしますよ!




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10/11/2011

go on a buying trip

ずいぶん秋らしくなったのに結構暖かくて日差しの強い毎日が続いています。まさエブリデイ秋晴れ。ここのところイイ気分で過ごしていますが、思いのほか暑さがしんどいですねぇ。

さて、前回ここでお知らせしたように今月は二度ほど臨時休業させていただく予定があり、第一弾は先日の三連休でした。友人の結婚パーティに出席したのですが、久しぶりに新婦が両親への手紙を読むというあの「よくある」演出に思わずグッと来てしまいた。たまたま隣でビデオカメラを構えていたある友人が号泣している姿を見てつい笑ってしまいました。ワタクシはそこまでではありませんでしたが、「やっぱり結婚式っていいもんだなぁ」とあらためて感じました。しばらくそういった場に出席する機会がなかったので、余計に感動してしまいました。

臨時休業の話に戻りますが、第二弾は明日10月14日(金曜日)から17日(月曜日)となります。念のため、お伝えしておきますが、今回は結婚式に出席するとか法事があるとか、そういった理由ではありません。商品の仕入れのため、しばらく日本を離れます。いつも通りの弾丸スケジュールですが、今回もイイ感じの古時計との出会いを求めてちょっと行ってきます。

度々話題にしていますが、減っていく一方の古時計の世界。良品、美品を入手するべく日々それなりに努力はしていますが、どんどん難しくなってきています。少なくとも当店でメインに取り扱っているジャンルのものは比較的手頃な価格帯ではありますが、実際希少性で考えたら金額には換算出来ない価値を持っており、流通量でいえば一部の超高額なプレミアムモデル以上に入手困難だったりする場合がほとんどです。

そういった点ではまさに一期一会。使い古されたような言葉ですが、古時計の世界をうまく言い表しています。
毎回そうですが、わざわざ海外へ出かけても思い通りにズバ抜けて良いものばかり集められるとは限りませんし、正直失敗することだってあります。コンディションをチェックしていたとしてもムーヴメントの細部までは確認出来ませんし、場合によってはメンテナンスの際にだいぶ難儀するなんてこともたまにはあるんですよねぇ。まぁ、とにかくウチの店らしいイイ雰囲気の時計との良縁を求めて旅に出ます。何かとご迷惑をおかけしますが、あまり期待せずにご期待下さい。では。。。

10/07/2011

臨時休業のお知らせ

すっかり秋ですねぇ。天気が良いので、日中はだいぶ暖かくなりますが、夜になると結構寒くていつもバイク通勤のワタクシには早くもキツイ季節になりつつあります。

さて、当店のウェブサイト上ではすでにアナウンスしていますが、今月は都合により臨時休業が重なります。本当は休みたくないのですが、苦渋の決断を下しました。まず第一弾は明日10月8日(土曜日)、9日(日曜日)の二日間。私的な事情というか、家庭の事情というか、大人の事情というか・・・。まぁ、ワケあって休ませていただきます。

いつも三連休なんていうと世間は完全にレジャーモードに入ってしまい、我々のような商店は案外ヒマだったりするので、今回は思い切って休むことにしました。三連休の最終日10月10日(月曜日)は通常通り営業する予定です。なので、連休中にウチの店へ行ってみようかなんて考えていた方は申し訳ありませんが、来週月曜日にお願いします。。。






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10/06/2011

カリスマの死

今日のニュースでアップルの創業者のひとりで、少し前までの最高経営責任者だったスティーブ・ジョブズ氏がなくなったと報じられていた。ウェブ上のニュースだけでなく、twitterのタイムライン上で追悼のコメントを山のように見ました。どれほどの特別な存在だったのかということを初めて知りました。少なくともワタクシ的にはこれまでジョブズ氏の存在はそれほど興味の対象ではなく、あくまで一部のコアなマックのヘヴィユーザーにとってのカリスマなのだろうという程度に考えていました。しかし、決してそうではないことが今日になって分かりました。ワタクシは基本PC派ですし、iPhoneやiPodなんかも使ってはいますが、特にアップル製品への思い入れはなく、ジョブズ氏の存在を気にしたこともありませんでした。ただ、「きっと重い病気なんだろう。先は長くないのかもな。」くらいに思っていました。

しかし、今日やっとどれほど影響力のある人物だったのかということを知り、急に興味が湧いてきました。そして、ウェブ上のニュース記事の中で見つけた彼が残した言葉にやたらとグッときてしまいました。


「自分が近く死ぬだろうという意識が、人生における大きな選択を促す最も重要な要因となっている。外部のあらゆる見方、あらゆるプライド、あらゆる恐怖や困惑もしくは失敗など、ほとんどすべてのことが死の前では消え失せ、真に大切なものだけが残ることになる。やがて死ぬと考えることが、自分が何かを失うという考えにとらわれるのを避ける最善の方法だ。自分の心に従わない理由はない」


死ぬことを意識することによって様々なことがシンプル、かつクリアになるのでしょうか。何でも必ず終わりが訪れることを意識することで何でもすぐに答えが出るのかも知れません。現代の真のカリスマだったジョブズ氏にはどうやら学ぶべきことが多そうです。



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10/01/2011

3 more months

今日から10月です。今年も残すところあと3カ月となりました。つくづく時の流れの早さを感じる今日この頃です。9月中にもう1回くらいブログの更新をしたかったのですが、気付けばもう10月。毎度のことですが、思えば催事出展などもあったせいか、9月はモーレツに早かった気がします。

ところで、ここしばらくで修理品のご依頼なども少し増えてきました。おかげで入荷した商品のメンテナンスが結構後回しになっているような感じでしょうか。早くお披露目したいモノも結構あるんですが、ショーケースに並べられるのはしばらく先になってしまうかも知れません。近頃店頭での接客をはじめ、電話やメールでのやり取り、ウェブサイトの更新のための撮影やらなんやらといった一連の作業、修理関連の作業、さらに事務的な雑務など、すべての業務をひとりでこなすことの限界を感じています。忙しくないのに忙しい、そんな毎日を送っています。

いきなりですが、ここでドイツが生んだテクノミュージックのパイオニア"Kraftwerk"の一曲をどうぞ。一分一秒を競い合う自転車レースの時間に追われるイメージでしょうか。何年か前のアルバム「ツール・ド・フランス」の中から"Chrono"というあまりにそのまんまの雰囲気のタイトルです。







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9/19/2011

営業再開シテマス!

外付けハードディスクの容量や値段がなんとなく気になる今日この頃。いやぁ~、まだまだ暑いですねぇ。まさに残暑厳しい毎日。また台風が近づいているそうで、気になります。大きな被害が出なければ良いのですが。。。

ところで、銀座松屋の催事が終了し、いつも通りの営業を再開して何日か経ちました。搬出を終えて自分の店に帰ってくるといつも不思議な気分になります。「ウチの店ってこんなに狭かったっけ?」なんて思うワケです。そりゃそうかも知れません。デパートの売り場の広さったらハンパじゃありませんからねぇ。それはそうと毎度のことですが、今回も長いようで短い一週間でした。いろいろな時計が一度に見られるので、そういった点では我々出展業者にとっても絶好の機会です。仲間の出展業者の方との情報交換というか、そこで聞く話や見るモノは何かと勉強になったりするものなのです。

そんな今回の催事出展でワタクシが得た最大の収穫はこの画像に写っているコレですかねぇ。文字盤のようなものがありますが、これは時計ではありません。時計の整備をする際に使用する工具のひとつです。アンクルという重要な部品に取り付けられている石のセッティングをするための道具で、普通に入手しようとすると10万円コースの高額な工具なのですが、たまたま出展中の仲間に安く譲ってもらえることになりました。頻繁に使うような必須の道具ではないかも知れませんが、いざという時にあったら便利そうな道具のひとつとして以前からいつか手に入れてみたいと思っていました。言わずと知れたスイスの一流工具メーカーのベルジョン製。現行のカタログに掲載されている写真と比べるとだいぶ仕様が異なるようですが、基本はまったく一緒のようですし、全然フツーに使えそうです。数日前、早速これを使った方が良さそうな機会が訪れましたが、まだイマイチ使い方を理解していないので、結局使いませんでした。何のために手に入れたんだと思いつつ、いずれまた別の機会にちゃんと使ってやります。。。

会場にお越しになった方はお分かりだと思いますが、今回の催事の同時開催のイベントは「秋のワインフェア」でした。日頃ワインとはそれほど縁のないワタクシですが、せっかくなので最終日にはわりと手頃な値段のスパークリングワインを買ってみました。古時計の世界とは全然違うかも知れませんが、ワインの世界も上を見ればキリがない世界。素人には理解し難いビックリ価格のワインやシャンパンも少なくありません。ですが、高額なものだけが良いものとは限りませんよねぇ。時計だってそうです。手に入れたスパークリングワインは今度休みの日にでも飲んでみたいと思います。それにしても、今回の催事も当店にとってはいろいろと考えさせられる一週間でした。なんというか、課題のようなものが浮かび上がってきました感じです。その課題をクリア出来るように今後もワタクシなりにガンバリマス。



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9/09/2011

Meet me at Matsuya Ginza!!!

ここでの案内が遅くなりましたが、9月7日(水)から銀座松屋で開催中の「2011世界のアンティークウォッチ市」に出展中です。だいぶ前から毎回当店も参加しているこの催事。本日で3日目です。

会場の雰囲気はこんな感じです。年代物を中心に年式の新しい現行モデルのユーズド品など、貴重な腕時計や懐中時計の数々が展示販売されています。この会場には一体どれくらいの数の時計があるのでしょうか・・・っていうくらいの数です。出展期間中、当店はいつものように代官山のお店は臨時休業させていただいて、ほとんどの商品をこの会場のショーケースに並べています。何かとご迷惑をおかけしますが、店舗へご来店いただく場合は15日(木)以降にお願いします。

来週9月13日(火)まで開催されていますので、お時間のある方は是非会場の松屋銀座8階までお出かけ下さい。銀座でお会いしましょう!




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8/25/2011

Our Watch Appears On TV

当店では時計の販売や修理だけでなく、商品のリースなども行っており、主に雑誌なんかの撮影に使ってもらったりしていますが、その他映画の撮影用の小道具として古時計が必要な時に協力させていただく場合もあります。特にテレビドラマの撮影用には頻繁に時計を貸し出しています。宣伝も兼ねてこのブログなんかでも話題にした方が良いかも知れませんが、番組がオンエアされるのがしばらく先になってしまったりすることが少なくないので、いつもついつい忘れてしまいがちです。

明日8月26日(金)19:00から日本テレビで放送される金曜スーパープライム「ミエルオンナ月子~真夏の夜のコワーイ話~」にちょこっとだけ協力させてもらっています。いつもなら忘れてしまうのですが、今回はたまたま放送日が頭にインプットされていたので、ここでネタにさせてもらいます。

今回当店から提供した腕時計を着用して下さったのは伊武雅刀氏。たくさんの映画やドラマでいい味を出している素晴らしい俳優さんです。伊武雅刀(以下あえて敬称略)といえば、言わずと知れた「宇宙戦艦ヤマト」に登場するデスラー総統の吹き替えでもお馴染みですが、ワタクシ的にはスネークマンショーでの活動の方が印象に強く、1980年代当時あの独特な笑いの世界にハマったワタクシにとってはある種アイドルのような存在なので、伊武雅刀に時計を着けてもらえると知った途端、ちょっとテンションが上がったのは言うまでもありません。正直サインを頼みたかったくらいです。

小道具全般を担当する会社の方が当店へやってきて時計を預けるのですが、その際にスネークマンショーの話をするものの、全然話が通じない。伊武雅刀がかつてぶっ飛んだ笑いをやるコントユニットみたいなものをやっていたと説明してもまったく知りませんでした。前々から顔馴染みの方ですが、確かにワタクシよりもだいぶ年齢的には若いと思われます。スネークマンショーといえば、YMOの初期のアルバムにもコントが収録されていますし、40歳台の人にはフツーに馴染み深いと思うのですが、久々にちょっとだけジェネレーションギャップを感じてしまいました。

ワタクシが中学生だったころにリリースされた歌モノのアルバムもレコードをレンタルしてきて録音したカセットテープをよく聴いたもんですけど、ついそんな思い出話を恥ずかしげもなくペラペラしゃべってしまいました。そんなワタクシにとっては思い入れの深い名優伊武雅刀氏がドラマの劇中、古いセイコーを着けて登場するはずです。それほど目立つようなことはないと思いますが、良かったらチェックしてみて下さい。「ミエルオンナ月子~真夏の夜のコワーイ話~」は明日夜7時からです。

前述のアルバム"Mon-Jah"からB面の一番最後に収録されていたこの曲「美二死ス」をどうぞ。確かこの曲の作曲者はかまやつひろしだったと思います。やっぱり「いいものもある、だけど悪いものもある」ですねぇ~。





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8/18/2011

Love Bizarre

暑いですねぇ。今日は一日中エアコンの効きがイマイチでした。やっぱり節電を気にして温度設定を高めにしていたせいもありますが、今日はホントに暑かった。お盆も過ぎてこの暑さも一段落するらしいのですが、本当でしょうか。。。

ところで、つい数日前のこと。バイカー大歓迎の当店にイカしたバイクに乗った方がやって来たので、ここでちょっとネタにしようと思い、写真を撮影させてもらいました。この写真のバイクどうですか?!オートバイというよりはやっぱりスクーターでしょうかねぇ。昔「ラッタッタ」なんて呼ばれていたバイク(正式にはロードパル)に似た感じですが、これはホンダでもヤマハでもありません。いわゆるイタ車なんです。今はもう存在しないランブレッタというメーカーがかつて製造していたヨーロピアンなヴィンテージものです。オリジナリティ溢れるデザインをさらにぶっ飛んだカラーリングなどでカスタマイズした、それこそ一点もの。こう言っちゃあナンですが、完全にゲテモノ系バイクかも知れません。けど、なんともたまらない個性を放っています。現存数が少ない希少車ですから、街中で同じバイクに乗った人に遭遇する確率はほぼゼロ。もし街で見かけたら、思わず二度見してしまいそうな強烈なルックスです。

そんなこのランブレッタの持ち主は目黒にある"ARANCIATA"というショップの代表コンドウさん。ヴィンテージのランブレッタやべスパを専門に扱うバイク屋さんですが、現在べスパのPX200というスクーターに乗っているワタクシはかつて近くに住んでいた時からの縁で何かとお世話になっています。そもそもは仲間から譲り受けたポンコツのべスパの修理を頼んだのがきっかけでした。その時のべスパはイタリア製ではなく、台湾でライセンス生産されていたビミョーなモデルでした。何度かトラブルが発生して困っていたものの、なんとか修理してもらい、通勤なんかでフツーに乗っていました。ですが、そのべスパはいろいろとビミョー過ぎたので、結局処分することにしてメンテナンス性の良さそうな別の高年式モデルに買い替えました。ひょんなことからべスパに乗ることになり、すっかりハマってしまったってワケです。

一風変わったデザインのヘンテコなギターのことを「ビザール・ギター」なんて呼ぶので、そういう意味ではこのランブレッタなんかは「ビザール・バイク」なんて言ってもいいかも知れませんねぇ。古い腕時計の世界も一流どころのスイスブランドが手がけたオーソドックスなデザインの機械式が王道ですが、中にはマイナーなブランドからリリースされた奇天烈なデザインのゲテモノがごく一部でカルトな人気を誇っていたりします。LEDや音叉式など、1960年代後半から1970年代にかけてのスペーシーな雰囲気の時計に通じるものがあるかも知れません。ヴィンテージ物のバイクやギターの世界と古時計の世界。ただ古いというだけでなく、どちらも機械モノでメンテナンスも必要ですし、両者にはどことなく共通点を感じずにはいられません。

一般的にはビザールウォッチとは言いませんが、これから当店では個性的なデザインの面白い時計は統一してそのように呼ばせていただこうかと思います。そんなビザールウォッチ。独特なルックスを持つものにはどこか共通した不思議な魅力がありますねぇ。ちなみにこの画像の時計はスペースマンっていうモデル。確かワタクシの記憶に間違いがなければ、手巻きと自動巻きの二種類あったと思います。正直チープな作りの時計なのですが、まるでスタートレックにでも登場しそうな雰囲気で、これはこれで実にシビれます。そういえば、一時期はこれの未使用品がよく出てきたのですが、今やすっかり見かけなくなってしまいましたねぇ。それにしても、一体どんな服に合わせたら良いのでしょうか・・・。見れば見るほど面白い。

そんなビザールなオーラが漂うデザイン性重視の時計もワタクシは決して嫌いじゃないので、以前からカラフルな文字盤の70'Sウォッチなんかは結構たくさん取り扱ってきました。正直チープな感じがするものも少なくないので、そういった意味ではしっかり作られている1950~1960年代頃までの時計みたいにはいきませんが、まったく異なる魅力があるのは確か。当店では今後もビザール感たっぷりの時計にも注目していきます。乞うご期待デス!




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8/09/2011

夏季休業について

今年はイマイチ夏らしくない天候が続いていましたが、ようやく真夏を感じるようになりました。涼しい方が夜は良く眠れるし、そっちの方が良いといえば良いのですが、ビールやガリガリ君がおいしい季節を堪能出来ないのもどことなく寂しいもんです。そう考えるとこれでやっと夏をエンジョイ出来そうです。

さて、

突然ですが、当店は明日8月10日(水)から14日(水)まで夏休みを頂戴します。休業中は店頭でのいっさいの業務をはじめ、お電話やEメールでのお問い合わせ等のご返事も出来ません。休業中にいただいたメールについては営業再開する15日以降にご連絡差し上げます。お休みさせていただく間、何かとご迷惑をおかけするかも知れませんが、どうかご容赦下さい。しばらくの間のんびりさせていただきます。

ところで、夏休み気分が味わえるビーチボーイズの曲はいかがでしょうか?PVが秀逸でストーリー仕立てになっています。80年代の隠れた名曲を2曲続けてどうぞ。






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7/30/2011

Warning!!!

梅雨が明け、本格的な夏を迎えましたが、思いのほか暑くない毎日が続いています。去年の夏はものすごい暑さだったことが忘れられませんが、今年はセミも案外静かだし、「夏!」って感じが物足りない気さえします。ただムシムシするくらいなら、いっそ思いっきり暑くなってくれてもいいんですが、節電も必要ですし、ちょうど良いのかも知れませんねぇ。

そういや、昨年は時計の汗や湿気によるトラブルでご相談いただく機会も多かったことが思い出されます。リュウズ周りがサビ付いて巻き上げが出来なくなってしまったり、そんな修理関係のご相談が結構ありました。防水型だからといって決してその性能が信用出来ないのがアンティーク・ヴィンテージウォッチの世界。モノによってはさほど心配する必要がなかったりなんて場合もありますが、それでもやっぱり古ければ古いほど危ないもんです。ですから、直接濡らしたりしなくてもトラブルに発展するなんてこともフツーに起こり得るのです。

この画像の時計はベゼルを外してある状態なので変な雰囲気ですが、ロレックス・シードウェラーです。"Ref.16660"というモデルで、この機種では1,220メートル防水を実現しました。今となっては結構レアものの部類に入りますが、ガラスの表面にヒビが入っていました。お客様からお預かりしたものですが、どうやら結構激しくぶつけてしまったようです。このモデルはそれまでのプラスチック製の風防からサファイアクリスタルへ移行した最初の頃のモデルです。現在は多くの高級腕時計に採用されているサファイアガラス。強度があり、傷が付きにくいことが特徴ですが、かなり強い衝撃が一点に集中して加わった際には欠けたり、割れたりしてしまいます。

ロレックスっていうとどうも「頑丈な時計」というイメージが持たれているようで、特にシードウェラーのようなダイバーズウォッチとなると相当ガンガン使っても平気なんじゃないかと思われがちですが、そこはやっぱり機械式時計なので、それなりに繊細な部分もあるのです。いくら防水性能がきっちり保たれていたとしても乱暴に扱っていいわけありません。

このシードウェラーもよく見ると亀裂どころか、端が見事に割れていました。これじゃそのまま使うのはマズイですよねぇ。どうやったて湿気なんかの影響が出ます。こうなると当然交換するしかありませんので、結局メーカー行きになりました。何かと水がらみのトラブルが心配なこの季節。こういった比較的新しい80'Sモデルならまだしも、もっと古い時計はやっぱり注意が必要です。なんなら使うのはやめておいた方が賢明です。とはいえ、まったく使わずに仕舞いっぱなしになるのもどうかと思いますが、少なくとも天気が下り坂だったり、湿度が高いと感じるような日にはご使用は控えた方が良いのではないでしょうか。

実はココだけの話ですが、ワタクシ最近プライベートではほとんど時計を着けていません。せいぜい整備を終えた時計をテストする時くらいなもんで、自分でも時計屋のくせになんだかなぁ~って思いますが、やっぱりこの季節はビミョーなんです。どちらさまも汗や水気にご注意下さい!




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7/10/2011

セールはじめました。

気象庁は昨日7月9日付けで関東甲信・北陸・九州北部が梅雨明けしたと発表しました。実際ここのところ急激に真夏を思わせる天気になりました。思えば、今年の梅雨はいつもより雨が少なかったような気がします。特別夏が好きなわけではありませんけど、ジメジメしたイメージの梅雨とお別れ出来るのは何となくうれしいもんです。

それにしても暑い!かなり節電を意識してはいますが、さすがにこの暑さではエアコンをつけないわけにはいきませんからねぇ。一応当店ではだいぶ高めに温度設定してさらに今まであまり使っていなかったサーキュレーターと組み合わせて効率良く店内を冷やすようにしています。

それにしても、日が暮れてからはあの真夏に特有のあのムッとする感じが少ないような気がするのはワタクシだけでしょうか。どこでも節電を心がけてエアコンを極力使わないようにしているせいなのかよく分かりませんが、夜になるとわりと涼しいように感じます。

そんな本格的な夏に突入した2011年ですが、今年も当店では感謝セールを開催します。本日7月10日から24日までの開催期間中は現在店頭に並んでいる商品を通常価格よりお安くご提供致します。一部は対象外になりますし、通常の半額とか、そこまで安くは出来ませんが、是非この機会をご利用下さい。

代官山の店舗にはウェブサイト上に掲載していないアイテムも多数並んでいます。昨年サイトをリニューアルしましたが、すべての商品を掲載しているわけではありませんので、直接ご来店いただく事が出来ないお客様でお探しのモデルがある方はお電話やメールでお問い合わせいただくようお勧め致します。




夏を連想させる名曲は数多くありますけど、これもワタクシ的には外せないテッパンの"Summer Madness"をどうぞ。タイトルに「サマー」ってワードが入っていますから、そのまんまです。"Kool & The Gang"のライヴならではのグルーヴ感たっぷりの一曲デス。




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6/10/2011

Met Mr. Simmons

昨日あたりまでずっと体調が優れませんでした。このブログでもアナウンスしていたように5月27日から6月1日までお休みさせていただいて、実はその間渡米していました。久々のアメリカ滞在でしたが、ワタクシ飛行機に乗って海外へ行くとかなりの確率で風邪をひくので、今回は行きも帰りも機内ではマスク着用を徹底していました。ところが、その甲斐もなく日本に戻るといきなり絶不調になり、結局見事に風邪をひいてしまいました。毎日ぐったりしていましたが、どうにか調子良くなってきました。

今回アメリカへ行った目的はもちろん商品の仕入れです。魅力ある年代物の時計を探しに出かけていたわけですが、ますます良品、美品を手に入れることが困難になってきていることを思い知らされる旅になりました。昔は良かったなんて話をするつもりはありませんが、それでもやっぱり以前の方がイイ感じの時計に出会える確率は確実に高かったと思いますし、一方で我々の設けたハードルが高くなってきていることも少なからず関係しています。いずれにしても今回入手した時計もこれから整備等を行い、少しずつ店頭に並べていきますので、あまり期待せずにご期待下さい。。。

ところで、今回の米国への旅で一番の思い出になったかも知れないのはLAXでKISSのベーシスト、Gene Simmonsに遭遇したことでしょうか。成田からロサンゼルスの空港に到着し、次の飛行機へ乗り換えるために歩いていたら、見覚えのある男性が目指すゲートの手前にあるエスカレーターの前にいて何人かの人たちとしゃべっていました。すぐにあのジーン・シモンズだと気付きました。背が高いというのは知っていましたが、ブーツなんて履いていないのにホントにデカイのなんの!あの悪魔のメイクをして、派手な衣装を着ていなくても分かる圧倒的な存在感です。実はワタクシ、それほど大ファンではありませんが、その昔ガラスの十代の頃に組んでいたバンドではキッスの曲をいくつかコピーしたりしていましたし、1997年に初期のメンバーが全員揃って復活し、来日した時の東京ドームのライヴも観に行ったりしたくらいなので、そりゃもう一気にテンションが上がってしまいました。

そんなジーン・シモンズに偶然にも出会えたのですから、"Hello Mr.Simmons, I used to play Rock & Roll All Night when I was teen!!"なんて具合に挨拶のひとつでもしたい気分にもなったのですが、誰かと話をしているし、次の便に乗るためにさっさと行かなきゃならないしってなわけで結局そのままエスカレーターに乗ってスルーしてしまいました。ちょっと心残りでしたが、「超メジャーなセレブリティにいきなり出会えるとはさすがLA!」なんて思い、ひとりでコーフンしてしまいました。でもまぁ、声をかけなかった、いや声をかけられなかった一番の理由はあのルックスでしょうかねぇ。さすがにこの写真そのまんまの風貌で正直ちょっと怖かった。あぁ、やっぱり思い切って声をかけて記念写真の一枚でもお願いしてみれば良かったかなァなんてことを考える今日この頃です。

そんなジーン・シモンズがベーシストを務めるKISSの数ある曲の中から、一曲いかがでしょうか。あえてギンギンのキラーチューンじゃなく、さわやかなAORテイストすら感じさせるこの隠れた名曲をどうぞ。







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5/27/2011

臨時休業のお知らせ

いい気候になったかと思えば、今年は例年より早く梅雨入りするとか…。実際台風の影響でしばらく天気が崩れるそうで、昨晩から雨が降り出しています。

ところで、

すでに当店のウェブサイトでもアナウンスしていますが、本日5月27日(金)から6月1日(水)まで臨時休業させていただきます。いきなりでご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解下さいますようお願いします。

来週6月2日(木)から平常通り営業再開する予定です。何処へ何をしに行くのか、細かいことは訊かないで下さい。

とにかく、

乞うご期待デス。



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5/25/2011

Discovery

そこそこ長いこと古時計の世界で生きてきましたが、いまだに初めて知ったり、これまで気付かなかったことに気付いたり、ちょっとした発見があったりなんてことが結構あります。例えば、「この文字盤にはこの針が付くのが正解」とか、その逆に「この文字盤にこの針が付くはおかしい」とか、当たり前のこととして認識されていることがあっても、そういった定説が必ずしも正しいとは限りません。なんせ時計が作られていた時代は何十年も前だし、その当時のことを完全に知っている人なんていないのですから、当然といえば当然です。ある時、古い広告に描かれたイラストを見て「この時計にはこういう組み合わせもあったのか!」なんてことになったりする場合もあるわけです。

今回話題にするのはロンジンの手巻きのムーヴメント。ロンジンの中でわりと多くのモデルに採用されていて、しかも年代物特有の質感の高さが比較的手ごろな価格帯で楽しめるという点で最も取り扱う機会が多いのは"Cal.10.68Z(N)"とか、"Cal.12.68Z(N/ZS)"あたりなのですが、つい先日販売した"Cal.27.O"というムーヴメントを搭載したものは意外と数が少なく、思えばこれまで取り扱った回数は数えられるほどだったかも知れません。前述のふたつと同じような特徴を持ち、しっかりと重厚感のある年代物らしい作りの部品で構成されたムーヴメントは古いロンジンに共通した最大の魅力です。

そんな意外とレアなこのムーヴメント。主に金ムクのケースに採用されていたようで、つまり高級機種だったことがうかがえます。実際過去に当店で取り扱ったものはすべてイエローゴールドケースだったと記憶しています。丸穴車や角穴車はとても美しく磨き上げられ、2番車には穴石が入っていて、さらにテンプ回りに目を向けるとブレゲヒゲが採用されています。確かに普及モデルとは言えない立派な仕様です。"Cal.12.68Z"あたりは仕上げの違いや耐震構造の違いなど、いくつものバリエーションが存在していて、正直ワタクシにもよく分かりませんが、恐らくこちらは細かな違いはないかと思います。

今回ウチの店のサイトに掲載する際に気付いたのがこのムーヴメントの名前です。この"Cal.27.O"というのは今までワタクシは「ニジュウナナ・ゼロ」だと思っていましたが、これがどうやら「ニジュウナナ・オー」らしいのです。当店で所有しているロンジンのムーヴメントが大量に紹介されているバカでかい洋書を調べてみて初めて気付きました。確かにロンジンはムーヴメントの名称には末尾にアルファベットが付くものが多く、そう考えると「オー」と読む方がむしろ自然です。これまでまったく疑いもせず、地板の刻印をてっきり「ゼロ」だと思って疑いもしませんでした。どうでもいいような話ですが、これが最近気付いたことなんです。












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5/14/2011

グッときた。

ゴールデンウィークも過ぎ、ますます気候が良くなってきました。あれから2カ月が経ち、毎日普通にこれまでと変わらない生活をしていますが、相変わらず福島第1原子力発電所の事故は危機的状況から脱してはいないようです。

少し薄暗い電車や街灯の明りの少ない道にもなんとなくすっかり慣れました。あちこちで言われるように日本(特に東京)は明る過ぎたと思います。こういう状況になると少々暗いのなんてどうってことありませんし、もっとやった方が良いくらいではないでしょうか。当店でも以前と比べれば、なるべくまめに照明を消したりして節電を意識しています。

それにしても、普通に暮らしていて良いものなのかどうか、よく分かりません。今のこの状況はホントに大丈夫なのか?やっぱり不安を感じてしまう今日この頃ですが、当店はいつも通り営業しています。時代を超えて現在まで生き残った魅力的な時計がショーケースに並び、今日もワタクシのお気に入りの音楽が店内に流れています。



巷で話題になったこのCM。ワタクシも朝よくチェックする番組で紹介されているのを観た時、グッときました。自分でもよく分からないけど、不覚にも涙ぐんでしまいました。年齢とともに涙腺が弱くなるっていうのはホントですねぇ。。。




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4/30/2011

4月の終わりに

4月も今日で終わりです。ブログのエントリーも滞りがちでしたが、何か書こうとするとちょっとネガティブな内容になりそうで、実はなんとなく控えていたところもあります。しかしまぁ、この4月もなんだかんだで結構慌ただしい毎日でした。

震災の発生から1ヶ月半ちょっと経ちました。微力ながら、当店でも何かしようと試みたチャリティーセールで用意した商品もおかげさまで短期間で売却になり、サイト上でもご報告したように日本赤十字社への募金も済ませました。思いのほか良い反響が得られたので、今後もなんらかの形で続けられたらなぁなんてことも考えています。もし同じようなことをやってみる時にはまたアナウンスさせていただきます。

少々個人的な話ですが、実は先日の震災で発生した津波の被害に遭った千葉県旭市に住む友人がいまして、4月13日にはそのお見舞いで現地に行ってきました。ここでわざわざ話題にすることじゃないような気もしていましたが、ちょっとだけ書かせてもらいます。

その友人は高校の同級生で、元々は都内在住でしたが、20年くらい前から旭市へ移り住み、そこで飲食店を一家で営んでいました。その友人の自宅や店舗が酷い被害に遭ったというのです。建物が流されることはなかったものの、一階部分は完全に海水やヘドロが入り込み、車も流されてめちゃめちゃな状態になってしまいました。早めに避難していたおかげで家族全員無事だったとはいえ、現在は自宅の2階部分でどうにか生活しているという話でした。

水道や電気も復旧したそうでしたが、当然お店を再開出来るはずもなく、途方に暮れているようでした。そんな状況だということを知って、少しでも力になろうという思いで同級生の仲間に声をかけてお見舞金を集め、それを手渡しに行ってきたわけです。ワタクシも商売をしている身ですし、かつては夏休みに彼の家へ遊びに行って泊めてもらったりしたことも何度もあったし、だいぶ前になりますけど、ロレックスのGMTマスターを買ってもらったこともあります。そんな経緯もあって少しでも何か出来ればと思ったのです。

今回の震災で大きな被害に遭った地域はかなり広範囲に渡りますが、その中で最も首都圏に近い被災地のひとつが千葉県旭市だと思います。ワタクシが行った翌日には天皇皇后両陛下が訪れたそうで、テレビのニュースでも取り上げられていましたが、もっと被害の大きかった地域が他にもたくさんあったり、原発の事故の方に注目が集まっているせいもあってか、旭市の被害についてはそれほど話題になっていませんでした。実際に行ってみるとテレビで観る東北の太平洋沿岸の地域ほどではないにせよ、1か月経過しても津波の恐ろしい力を感じさせる光景に何度も出くわしました。少しずつ元通りの生活が戻りつつあるような気もしていましたが、とんでもありません。まだ何も終わっていないのです。

とはいえ、いつまでもオロオロしていても仕方がありませんし、困っている方々のことを思いつつもこれまでと変わらない生活を続けることも大切なのだということをこの4月中は強く意識するようになりました。様々な産業が大きなダメージを受けていますが、我々一般市民が普通に消費活動を維持することの重要性については言うまでもありません。

今年も黄金週間がやってきました。旅行をしたり、外食をしておいしいものを食べたり、ショッピングを楽しんだり・・・。気候もいいこの季節、そんな風に外へ出て楽しく過ごすのに絶好の機会ではないでしょうか。さぁ、みなさん出かけましょう!



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3/29/2011

Charity Sale

3月11日に発生した震災から18日が経ちました。東京では少し前のような混乱状態から、これまで通りのような暮らしが戻りつつあります。一部の食料品や日用品の買い占めやガソリン不足なども落ち着きましたが、やはり危機的状況であることに変わりはありません。被災地は広範囲に及びますが、今日も余震が発生しており、避難生活を送る人々は物資が足りない中、不安で不自由な暮らしを送っています。

幸いにも当店では本やCDが棚の上から落ちた程度で、被害はありませんでした。また、店舗のある渋谷区は計画停電の対象にはなっていませんし、節電をしつつもすでに普段通り営業しています。一方でワタクシの自宅は第5グループに入っており、これまで度々停電になっています。不便ではありますが、被災された方々のことを思うとそんなことで愚痴なんか言ってもいられません。

震災直後から何かしなくてはならないとは思っていましたが、当店ではこの度チャリティーセールを行うことにしました。わずかではありますが、3点ほどお求めやすい価格の商品をご用意しました。そして、その3点については売却になった際に売り上げを全額日本赤十字社へ義援金として寄付する予定です。いろいろと考えた結果、こういった方法を試してみることにしました。

正直ただ普通に募金すればいいだけなんじゃないかと思ったりもしましたが、時計店としてどういうことが出来るのかということを考えて、あえてお客様にも加わっていただけるこういった形態を取ってみることにしてみました。賛否あるかと思いますが、まずは早めの行動ではないかと思いますし、やらないよりはとりあえずやってみた方がいいだろうという考えに至りました。募金する際にはきちんと当店のサイトやこのブログで報告させていただきます。とにかく、この試みに共感していただければ、幸いです。

今回の震災で被災した友人知人もいます。電話では不安なはずなのにいつもと変わらずに話す彼らのためにも何か行動したいと思っています。事態はまだ収束していませんし、復興への道のりはあまりに険し過ぎます。また、経済的なダメージも心配でなりません。出口の見えない、暗くて長いトンネルの中に入ってしまったかのような状況にいるのかも知れません。しかし、今も生きている私たちが立ち止まってしまってはいけません。そんなことを自分自身に言い聞かせる今日この頃です。



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3/16/2011

Save The Country

とんでもない事態になってきました。書きたいことは山ほどありますが、何を書いたらいいのか分かりません。いてもたってもいられませんが、何をするべきなのか分かりません。

久々にヨーロッパ方面へ出かけてましたが、現地の空港について間もなく日本で大きな地震があったことを知りました。到着後メールのチェックをしたついでにTwitterのタイムラインを見てみると当店の近所のお店の方が「すごい地震でしたけど、店内は大丈夫そうでしたよ。」とツイートしてくれていて、それを見つけてハッとしました。

どれほどの規模だということはその時点では分かりませんでしたが、しばらく経って想像をはるかに超える大きな地震で恐ろしい破壊力の津波が起きたことを知って、心臓の鼓動が一気に速くなってきました。家族の無事はわりとすぐメールで確認出来たものの、自宅は停電になっているというし、そんな大変な時に自分が日本にないことでいたたまれない気分になってきました。

どうしたら良いのか分からず狼狽してしまい、しばらく空港の中をウロウロしていましたが、携帯電話のバッテリーが切れそうになってきたので、まずは予約していたホテルを目指しました。チェックインした後、ホテルの部屋で実際に日本で起きている映像をテレビで観た時には目から涙が溢れてきました。

どうすることも出来ないのは分かっていても必死で情報を集めようとインターネットを検索し、ツイッターをチェックしました。電話回線がすぐパンクしていましたが、Twitterはほとんど影響を受けていませんでした。これほどスマートフォンが便利で、心強い道具だと感じたことはありません。

Lenny KravitzやLady Gaga、Alicia Keysなど、海外の著名なミュージシャンやセレブリティーが"Pray For Japan"というメッセージをツイートしていたり、佐野元春が発表した詩を読んで、遠く離れた国にいてもずいぶん勇気づけられました。また、松山千春がラジオに出演した際に「知恵がある奴は知恵を出そう。力がある奴は力をだそう。金がある奴は金を出そう。『自分は何にも出せないよ・・』っていう奴は元気出せ。」と発言したそうですが、これを読んだ時はホントにグッときました。

不安な気分にもなりましたが、海外にいたのにずいぶん有益な情報を得ることが出来たので、スマートフォンを持ってツイッターをやっていて本当に良かったと思います。誤ったデマのような情報も流れたりしていたようですが、それでも現在進行形で大きな役割を果たしています。

原子力発電所の事故も発生し、ますます深刻な事態になってきていますし、これからもっと困難な状況が待っているかも知れません。15日の朝に帰国してそのまま電車に乗って代官山の店へ向かいましたが、一見すると東京はいつもとあまり変わらない風景だったように思います。でも、少なくとも3月11日より前とまったく同じような暮らしをすることは当分出来ないような気がしています。

今こうしている間にも救助を待っている方々、避難生活をしている方々、不眠不休でライフラインの復旧や救出活動に取り組んでいる方々も大勢います。そして、何よりすでに多くの命が失われています。何も出来ないことでただ自分の無力さを感じていますが、犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともにこの先少しでも良い方向に進むことを心から望みます。







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3/10/2011

I'm on my way

いきなりですが、当店は明日3月11日(金)から14日(月)まで臨時休業致します。また、本日10日(木)は午後5時にて閉店させていただきます。商品の買い付けのため、海外出張する予定で前述の期間は店舗での営業はお休みになります。しばらく間が空いてしまいましたが、いい雰囲気の古時計との出会いを求めてしばらく日本を離れることになりました。これまでも度々臨時休業させていただいて仕入れの旅に出かけていましたが、いつも積極的にお知らせしていませんでした。理由はいくつかあるのですが、今まではいいものが入手出来るかどうか分からないのにわざわざ先にそういうことを言うのもどうかと思っていたので、あえてアナウンスしないようにしていたワケです。

ところが、何人かの方々からそういう時はちゃんとサイト上なんかでも言っておいた方がいいんじゃないかとアドバイスされまして、ちょっと気が変わりました。ショップの人間がわざわざ海外へ出かけるのですから、せっかくだし、そういう情報だってお知らせしてみてもいいのかも知れないなぁと思うようになったので、何となく数日前から当店のサイトのトップページでもアナウンスしています。とにかく、イイ感じの時計を探し求めて欧州へ行ってきます。

ワタクシ、実は飛行機があまり好きじゃありません。映画が観られなかったら乗らないかも知れません。むしろ嫌いです。なぜかといえば、あんなデカイもんがどうして空を飛べるのか、どうにも信じられないからです。何度も乗っていますけど、はっきり言っていまだに怖いです。けど、どこでもドアはどこにもないし、仕方ありません。今回の旅もなかなかタイトなスケジュールのいわゆる弾丸ツアー。休業中は何かとご迷惑をおかけしますが、どうぞご了解下さい。今回のバイイングの旅、どうなることやら。とにかく、乞うご期待デス。いつどこで撮ったものか覚えていませんが、ひとまずどこかの空港とどこかの空からの景色をお楽しみ下さい。



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3/04/2011

Memorable Watches

久々のブログです。決して遊んでいたわけではありませんが、2月はあっという間でした。毎年ヒマな時期なのでちょっと不思議な感じもしますが、とにかくやたらと早く過ぎていくのが2月。何か書こうと思いつつ、気付いたら3月になってしまいました。

まぁ、無理して書く必要もないですし、いつも気分が乗った時に書くようにしていますが、実際ネタがなかったわけじゃないし、書こうと思えば書けたんですけど・・・。2月は修理の依頼も少し増え、日々の仕事の追われながら、店のバックヤードの模様替えをしてみたり、東京にも雪が降ったりとかいろいろありました。個人的なことでは高校の同窓会に出てみたり、結構慌ただしかったんですよねぇ。

模様替えの際、棚を組み替えて新しいデスクを置きましたが、その時に古い書類なんかを整理していたら、クリアファイルに入った一枚の写真に目が止まりました。それがコレ。言わずと知れたオメガの高級機種「コンステレーション」ですよねぇ。ゴールドトップ仕様で、いわゆる12角形のダイアル。オリジナリティ溢れる特徴的なデザインはもちろん、このモデルに搭載される"Cal.551"のムーヴメントはその完成度の高さから現在も人気で、自動巻きのムーヴメントとしてはロレックスの"Cal.1570"とか、インターナショナルの"Cal.854"あたりなどと同じように評価されているモデルです。この写真をパッと見て「このコンステ、状態良さそうじゃん」なんて思う人もいるかも知れませんが、ビンゴです!ワタクシの記憶に間違いがなければ、ハンパじゃないコンディションの良さでした。そう、完璧な未使用品、まさに"New Old Stock"でした。確か新品当時からの赤い立派なボックスも揃っていて、革ベルトもそのまんまでした。当然バックルも付いていましたけど、この写真を見た途端にそんな光景が一気に蘇ってきました。

このモデルが作られた1960年代はその便利さから日付表示のついたモデルが主流になり、数多く生産されました。なので、このコンステレーションのようにデイトなし仕様は意外と数が少ないんです。いつ取り扱ったものか、正確には覚えていませんが、十数年前かと思います。

今じゃインターネット上で商品を見ていただくのは当たり前になりましたが、その頃は当店もまだサイトを開設する前だったし、当時はデジタルカメラも持っていなくて、一眼レフのフィルムカメラでこんな感じの写真を一本ずつ撮影して記録していました。

遠方のお客さまからお問い合わせが入ると近所の現像屋さんへネガを持っていき、プリントしてもらい、さらにそれを郵便で送っていました。今思うと超面倒な作業ですねぇ。もちろん、今だってパソコンを使っていない方もいるでしょうから、ご要望があれば同じような方法で郵送する事も出来ますが、それにしたって実にアナログな感じです。それが当たり前だったとはいえ、世の中短期間でずいぶん変わったなぁと思います。

それはそうとこの写真を見た時、このオメガを手に入れる瞬間に感じた興奮が鮮明に蘇りました。やっぱりこういった超美品はそれほど頻繁にはお目にかかれませんから、ホントに貴重です。ただただ減っていく一方の古時計の世界。こういうコンディションの時計を入手することはもう難しいと分かっています。未使用品は無理だとしても、イイ感じの時計を紹介していきたいものです。思い出深いコンステレーションの写真を見てあらためてそんなこと思う今日この頃デス。



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1/31/2011

Don't Waste Time

銀座松屋の催事の最終日がちょうど先週の月曜日だったから、もう1週間経っているんですねぇ。催事中には会場で久々にお会いするお客さまもいたりして、中にはこのブログを読んでいる方々に「腰はもう大丈夫なんですか?」とか、「お気の毒でしたねぇ」なんてことを言われたりして、恥ずかしいやらみっともないやらといった感じでしたが、そんな風に言っていただけるのはホントに有り難い限りです。

肝心の催事はやはり一昔前と比べると集客がだいぶ落ちているのが分かるので、もうちょっとイベント性を持たせるとか、集客率の向上を目指して企画する方向で考えてもらえたらいいなぁなんてことをあらためて思いました。いつも通り仲間の他の出展業者の方々といろいろ面白い話も出来たし、なんだかんだで有意義な1週間でした。

腰の方は当初心配していたほどではなく、むしろ催事出展中は体調が良くて、あまり疲れを感じることなく催事を終えることが出来ました。やっぱり鍼灸院での治療が功を奏したみたいです。それでも、代官山の店での通常営業を再開してからはかえって腰や背中の「嫌な感じ」が戻ってしまい、まめに肩や首を回したりして少しでも体を伸ばすよう心がけていますけど、また痛めるんじゃないかとヒヤヒヤしています。

それにしても早いもので1月も今日で終わり。何かと慌ただしく毎日あっという間に過ぎていく。時間は大切にしなければならないと思う今日この頃。年末年始は修理の依頼もいったん減りましたが、また増えてきました。やらなきゃならないことがマウンテン状態です。気を引き締め直して2月に突入シマス。

オマケ
昨日サイトにアップしたグリュエン・カーヴェックス。結構上手に写真が撮れたので、ブログにも載せてみました。アメリカン・アンティークウォッチのいい見本のような時計。前からストックしていますけど、こうやってあらためてよく見ると状態も良好だし、実にイイ感じの一本です。やっぱり角型の時計ってオシャレだ。




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1/22/2011

Keep Going

すでに告知しているように私どもホロル・インターナショナルはただ今銀座松屋で開催中の催事「2011世界のアンティークウォッチ市」に出展しています。心配していたぎっくり腰もさほど重度ではなかったことや鍼灸院へ行ったおかげでみるみる回復し、すっかり良くなりました。こんな風に追い込まれた人間は思いもよらない力を発揮するものなんでしょうかねぇ。ちょうど一週間前はどうなることかとかなり絶望していましたけど、今じゃ何の問題もなく歩けるようになったし、我ながら自分の驚異的な回復力にちょっとびっくりしています。いずれにしても腰はもう大丈夫そうな感じです。

さて、出展中の催事も残りわずか二日となりました。会場にはポスターにも掲載されているパテック・フィリップの永久カレンダー・クロノグラフをはじめ、貴重な時計がたくさん並んでいます。激シブのアンティーク・ヴィンテージもの、雰囲気たっぷりのポケットウォッチやご覧のようなクラシックな風情たっぷりのクロックまでいっぺんに見ることが出来ます。革ベルトもたくさん揃っていますし、土日限定のサービスで1万円、2万円のお買い得商品もありますので、見逃せません。思いつきで何度か会場からUSTREAMやツイキャスを使って動画配信してみましたが、タイミングが合えばまたやってみたいと思います。

毎度のことですが、あっという間の一週間。なんだかんだで結構疲れますけど、さすがに何年もやってますので、もう慣れたもんですねぇ。ぎっくり腰だけでなく、風邪もひきかけましたが、ユンケルパワーでどうにか持ち直しましたし、あともう少しなので気を引き締めて挑みたいと思います。ちなみに同時開催の「砥部焼き祭り」もなかなか楽しいですよ。松屋銀座の8階大催場でお待ちしてます。1月23日、24日は銀座へゴー!





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1/17/2011

So Bad

最悪です。いきなりですが、一昨日の晩ぎっくり腰をやってしまいました。普段から店でも同じ姿勢でじっとしていることが多いことはもちろん、運動不足が原因なのは明らかです。このところの急な寒さも災いしているかも知れませんし、ひょっとすると日頃の行いが悪いせいで天罰が下ったのかも知れません。

とにかく、ひたすら途方に暮れています。当店のサイトでもアナウンスしているように明日から松屋銀座で開催される「世界のアンティークウォッチ市」が控えています。なにもこのタイミングでこんなことにならなくてもいいじゃないかと思いつつ、誰かのせいにするわけにもいかないため、これはワタクシに与えられた何かの試練ではないかと思うようにしてなんとかこの困難を乗り越えようと自分に言い聞かせています。

幸運なことにまったく動けないほどの痛みではないものの、普通にスタスタ歩くことも出来ないし、寝ても立っても座っても腰が痛い状態です。体がこんな調子なのに明日の搬入がスムースに出来るわけがありませんし、一週間デパートの売り場に立つことだってキツ過ぎます。誰か代わりにやってくれる人がいれば良いのですが、どう考えてもそれは無理な話。実は9年前にもやっていますが、その時も大阪のイベントに出展する前日でしたから、単なる偶然とは思えません。とにかく、どうにかやらなければなりません。ハァ~、溜息しか出てきません。

まぁ、そんなわけで明日1月18日(火)から24日(月)まで代官山の店舗での営業はお休みさせていただきます。当店もずいぶん前から毎年出展している「世界のアンティークウォッチ市」ですが、いつもなら大体9月ごろ開催されるはずなのに今回はなぜか会期が大幅に変わり、1月の開催になりました。数多くの貴重な時計の数々を一度にご覧いただくことが出来る絶好の機会です。会期中は銀座へお出かけいただくようお勧めします。詳細はこちらのページでもご案内していますので、チェックしてみて下さい。

なお、会場にPCを持ち込んでメールのチェック等は行いますし、電話もケータイに転送されるようにしますので、催事期間中もお問い合わせには対応します。ワタクシは腰の痛みのせいで確実にテンション低めだと思いますが、是非銀座松屋の8階大催場へお越し下さい。ご来場お待ちしています。

そんな今の気分で一曲。ポール師匠の"So Bad"です。超バッドな今のワタクシにぴったりなタイトルじゃないでしょうか。このPVにはリンゴ・スターも出演しています。80'Sの隠れた名曲をどうぞ。







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1/07/2011

Get Started

だいぶ遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。本年も私どもホロル・インターナショナルをどうぞ宜しくお願い致します。ちょっと今さらって感じもしますが、一応新年の挨拶からスタートです。

おかげさまでこの年末年始はいつも通りのんびり過ごせました。ついでに体重もいつも通り少し増えてしまいました。体重も気にはなりますが、最近やたらと疲れやすいので、今年は体力アップを目指してなるべく身体を動かしたいと思います。

さて、当店は昨日1月6日から2011年の営業をスタートしています。さすがに正月気分もだいぶ抜けてきて、徐々にいつもの調子に戻りつつあります。何かと不安だらけの世の中で、しばらく前からそんな状態が続いていますけど、今年もなんとか頑張りたいと思います。

これまで通り、魅力ある個性的な古時計をご紹介していくという点では何も変わりはありませんが、少しずつ新しいことにも挑んでみたいと思っています。当店で出来ることは限られていますが、代官山という地域で店を構えている一員として周囲の方々と積極的に関わりを持ちたいと考えていることもありますし、その他にもまだいろいろやってみたいことがあります。

店の運営に関しても頭に思い描いた通りに実現出来ていない点が多々あるので、有言実行させたいと思います。厳しいご時世ですけど、今後も当店なりのスタイルをキープしつつ、地道に営業を続けていくことを目指します。とにかく、2011年も当店をご愛顧下さいますようお願い申し上げます。



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