11/30/2012

酉の市2012

今日で11月も終わりです。早い。しょっちゅうそんなこと言っていますが、今月もあっという間でした。明日からもう12月ですか。ホント早すぎます。。。

ところで、つい先週のことですが、久しぶりに酉の市へ出かけてきました。以前もブログでネタにしたことがあったような気がしますが、かつては酉の市への参戦は毎年恒例になっていました。酉の市といえば、商売繁盛を祈願する御守の熊手ですよねぇ。年々サイズを大きくしていくのが良いとされており、縁起を担ぐのがキライではないワタクシはその慣例に従って毎年少しずつ大きな熊手を買い求めてきました。

ある時、「このまま熊手を毎年買い替えて徐々に大きくしていくとすぐとんでもないことになる!」と気付きました。いくら縁起が良いとはいえ、場所を取る上に運ぶのも面倒になるし、なにより金額的にも馬鹿にならないので、その結果数年前には「熊手を買い替えるのはやめよう」という考えに至りました。

年々巨大化する熊手の置き場所に困るようになるのは時間の問題でしたから、スパッとやめてここ数年は酉の市へ近づくこともありませんでした。ただ、途中でやめてしまうのはなんとなくスッキリしない気分もあり、どこか心苦しいところもあったので、この時期が来るといつも「やっぱり行こうかなァ」なんてことを考えたりしていました。

今年は二の酉。2回目が開催されるのは11月20日でした。急に前日の19日に思い立って行くことにしました。これまでは店からも近く、行きやすい目黒の大鳥神社へ出かけていましたが、本家本元の浅草へ行くことにしました。新宿の花園神社もかなりの規模だと聞きますが、やはり地元浅草の鷲神社へ行ってみることに。急遽ワタクシ同様、商売をしている同級生数人と予定が合うことも分かり、浅草六区のいきつけの食堂で待ち合わせてから、皆で酉の市へ行くことになりました。

これまで店のバックヤードに飾ってあった結構なサイズの熊手を持参して処分してもらい、新しい熊手を購入しました。この熊手はいわゆる専門に販売している露店で買ったものではなく、酉の市発祥の起源とされる鷲神社でオフィシャルに販売しているもの。お値段も手ごろですし、サイズも小さいので、飾る場所に困ることもありません。初心に戻ってこれからはこの熊手を毎年買い替えるスタイルに変更したいと思います。さて、今年も残すところあと一カ月ですねぇ。商売繁盛を目指してガンバリマス。




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11/15/2012

Amazing Patek Philippe

Patek Philippe Ref.2499 PT
またまた久々のエントリーです。珍しく時計の話題を少々。数日前インターネット上のニュースなどでも報じられていたので、ご存じの方も少なくないかと思いますが、古時計関連で久々に大きな話題が耳に飛び込んできました。

一昨日のこと。クリスティーズのオークションに出品されたこの写真のパテック・フィリップのパーペチュアルカレンダー・クロノグラフが日本円でおよそ3億円という超高額で落札されたとそうです。この時計を出品した人物はギターの神様とも称される、3大ギタリストのひとりである、かのエリック・クラプトンです。他の神様のひとり、ジェフ・べックは車が好きで自分でもヴィンテージカーのレストアを行うことでも知られていますが、クラプトンは車よりもこういった機械式時計への興味が強いようです。その昔はある意味、ロック界一の不良だったんじゃないかというほどでしたが、若い頃からどうやら時計好きだったと思われるクラプトン。年齢を重ねてからはこういった超高額なコンプリケーションウォッチもずいぶん収集していたようです。

ちなみにもう一人の神様、ますますノッポさんに似てきているジミー・ペイジについてはこれまで何か分かりやすいブランドの時計を着用している写真を見たことがありません。昔っから、どっちかというと時計より黒魔術って感じで、全然興味がなかったのかも知れません。そういえば、最近2007年の"LED ZEPPELIN"再結成ライヴの映像がDVDされるそうで、宣伝のため来日していましたねぇ。

クリーム時代のEC
話が逸れましたが、今回のパテックが落札されたニュース。これまではまさに時計業界における3億円事件ではないでしょうか。この永久カレンダークロノRef.2499はそもそも超高額ですが、今回出品されたものはこの世に2本しか存在しないプラチナケースだということで、一点はパテックのミュージアムに保存されているらしいです。超貴重なモデルのさらに希少な仕様で、しかも超有名人が所有していたというプレミアムが加わった上での落札価格なのでしょうが、ワタクシのようなフツーの人には正直度を越しているとしか思えません。

一応長年古時計の世界に身を置いてはいますが、もはや理解出来る次元の話ではありません。あまりにも縁がない話題なので、ただただ「スゲーっ!」ってなもんです。元々腕時計は身近なものであって欲しいと思うクチなもので、複雑なモデルへの興味が薄いワタクシにとって、トゥールビヨンやリピーターやスプリットセコンド、永久カレンダーなどはあまりに遠い存在なのです。この先も一生縁がなさそうなので、ちょっと負け惜しみっぽいかも知れませんが、やっぱり時計はいろいろな意味でシンプルなモデルが一番だと思っています。ちなみに落札した人物はアジア系の大富豪とのこと。もしかして日本の方でしょうか。いずれにしても溜息が出そうな話題です。。。




そんなワケでクラプトンの数ある名曲の中から80年代のライヴからこちらをどうぞ。今よりずいぶんギラついた雰囲気です。それにしても昔は時計なんかよりも違うモノに大金を使っていたんでしょうねェ~。




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