久々のブログです。決して遊んでいたわけではありませんが、2月はあっという間でした。毎年ヒマな時期なのでちょっと不思議な感じもしますが、とにかくやたらと早く過ぎていくのが2月。何か書こうと思いつつ、気付いたら3月になってしまいました。
まぁ、無理して書く必要もないですし、いつも気分が乗った時に書くようにしていますが、実際ネタがなかったわけじゃないし、書こうと思えば書けたんですけど・・・。2月は修理の依頼も少し増え、日々の仕事の追われながら、店のバックヤードの模様替えをしてみたり、東京にも雪が降ったりとかいろいろありました。個人的なことでは高校の同窓会に出てみたり、結構慌ただしかったんですよねぇ。
模様替えの際、棚を組み替えて新しいデスクを置きましたが、その時に古い書類なんかを整理していたら、クリアファイルに入った一枚の写真に目が止まりました。それがコレ。言わずと知れたオメガの高級機種「コンステレーション」ですよねぇ。ゴールドトップ仕様で、いわゆる12角形のダイアル。オリジナリティ溢れる特徴的なデザインはもちろん、このモデルに搭載される"Cal.551"のムーヴメントはその完成度の高さから現在も人気で、自動巻きのムーヴメントとしてはロレックスの"Cal.1570"とか、インターナショナルの"Cal.854"あたりなどと同じように評価されているモデルです。この写真をパッと見て「このコンステ、状態良さそうじゃん」なんて思う人もいるかも知れませんが、ビンゴです!ワタクシの記憶に間違いがなければ、ハンパじゃないコンディションの良さでした。そう、完璧な未使用品、まさに"New Old Stock"でした。確か新品当時からの赤い立派なボックスも揃っていて、革ベルトもそのまんまでした。当然バックルも付いていましたけど、この写真を見た途端にそんな光景が一気に蘇ってきました。
このモデルが作られた1960年代はその便利さから日付表示のついたモデルが主流になり、数多く生産されました。なので、このコンステレーションのようにデイトなし仕様は意外と数が少ないんです。いつ取り扱ったものか、正確には覚えていませんが、十数年前かと思います。
今じゃインターネット上で商品を見ていただくのは当たり前になりましたが、その頃は当店もまだサイトを開設する前だったし、当時はデジタルカメラも持っていなくて、一眼レフのフィルムカメラでこんな感じの写真を一本ずつ撮影して記録していました。
遠方のお客さまからお問い合わせが入ると近所の現像屋さんへネガを持っていき、プリントしてもらい、さらにそれを郵便で送っていました。今思うと超面倒な作業ですねぇ。もちろん、今だってパソコンを使っていない方もいるでしょうから、ご要望があれば同じような方法で郵送する事も出来ますが、それにしたって実にアナログな感じです。それが当たり前だったとはいえ、世の中短期間でずいぶん変わったなぁと思います。
それはそうとこの写真を見た時、このオメガを手に入れる瞬間に感じた興奮が鮮明に蘇りました。やっぱりこういった超美品はそれほど頻繁にはお目にかかれませんから、ホントに貴重です。ただただ減っていく一方の古時計の世界。こういうコンディションの時計を入手することはもう難しいと分かっています。未使用品は無理だとしても、イイ感じの時計を紹介していきたいものです。思い出深いコンステレーションの写真を見てあらためてそんなこと思う今日この頃デス。
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