4/24/2013

臨時休業のお知らせ

ここのところ、なんだかヘンな天気ですねぇ。4月も後半でそろそろゴールデンウィークだというのにこの寒さです。地域によっては数日前に雪が降ったりしているそうですし、実際東京も結構な肌寒さでどうにも調子が狂ってしまいます。

さて、いきなりですが、明日からしばらくお休みさせていただきます。すでに当店のサイトのトップページでは臨時休業のお知らせをしていますが、その案内の通りです。

ニュースなどで報じられているように我が国はアベノミクスとやらのおかげで好景気になりつつあるのかどうか・・・。正直
イマイチよく分かりませんけど、ここ数カ月で円安が一気に進んでいるので、寒さ以上にこれまた参ってしまいますが、とにかくちょっと留守にします。乞うご期待!探さないで下さい。。。

4/06/2013

Where Are We Now?

つい先ほどオメガのスピードマスターが売却になりました。古いムーヴメント"Cal.321"を搭載したタイプではなく、1960年代後半に登場した"Ref.145.022"というモデルです。

そのモデルに搭載されるカム式のムーヴメント"Cal.861"は一般的に評価が低めだったりしますが、ワタクシ的には最強クロノグラフだと考えております。現在もパーツの供給だってありますし、長期間製造され続けている大ロングセラーであることを考慮すれば、どれだけの完成度なのかは言わずもがなです。


年代物の機械式クロノグラフらしい特徴はしっかりと残しつつ、上手に合理化を実現しているところが実にお見事です。外装のデザインも含め、やはりオメガを象徴する最強のアイコンだと言えるのではないでしょうか。

当時は手巻きから自動巻きの時代へと移行するタイミングでもあり、またオメガはスピードマスターMARKIIやシーマスター、フライトマスターを含め、他のバリエーションに力を注いでいた時代でもあったため、このノーマルのスピードマスターの製造は少なかったようです。

そんなワケでいざ探すと実は意外と見つかり難いこのモデル。なんとご購入下さったのは外国人の旅行者の方でした。しかも、おフランスの方。こんなこともあるんですねぇ~。

パリ在住のピエールさん(仮名)は奥さんのフランソワーズさん(仮名)と観光で東京に滞在中。数日前にも一度当店へご来店いただきました。イイ感じに色褪せたベゼルがなかなかイカしているGMTマスターを着け、ガイドブック片手に訪れた代官山でたまたまチョロっと寄ってみたといった雰囲気で、その時はまさか本当に買っていただくことになるとは思いもしませんでした。

海外で売られている古時計がすべて良品で、しかも安いものとは限りません。特にフランスの相場などは理解しかねるような高額のものが多いといった印象もあり、実際ピエールさんも「パリのヴィンテージウォッチは高いからねぇ」なんておっしゃっていました。

すでに海外と日本国内の評価が一致しないようなパターンも少なくありません。後々のメンテナンスのことなどもあるので、本当は日本のお客さまに買っていただきたいと考えていますが、すべて一期一会の縁あってのもの。国籍など関係なく、ナンダカンダで収まるところに収まるものです。

そんなピエールさん。店内に流れているBGMに気付かれ、ワタクシにこう訊ねてきました。

「これ、デヴィッド・ボウイの新しいアルバムじゃない?」

ちょうどここのところ、当店ではリリースされて間もない"The Next Day"のCDがヘヴィローテーション中です。そんなことにもイチ早く気づくあたり、ちょっとニクイじゃありませんか。ボウイ好きなのかどうかとか、その辺の突っ込んだ話は出来なかったのがちょっと心残りです。

とにかく、ピエールさん、是非大切にスピードマスターを可愛がってやって下さい。。。





ただいまドハマり中のデヴィッド・ボウイのアルバムの中から一足先に発表されていたこの曲をお楽しみ下さい。10年ぶりとなる今回の作品。まさにカムバックってことになりますが、実にボウイらしい雰囲気が全編漂う、いいアルバムでした。特にこの曲にはハートを鷲掴みされています。表舞台にいっさい出なくなり、重病説などもあっただけにうれしい限りです。





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4/01/2013

流しロレックス大会

当店では4月1日限定で恒例のイベントを開催しております。店舗前に巨大生簀を設営し、「ロレックス大つかみ取り市」を毎年開催しておりましたが、今年は趣向を変えて「流しロレックス大会」を開催中です。

当店の前から通称キャッスルストリートへ下っていく階段になった坂道沿いに竹の樋をおよそ25メートルに渡って設置しました。長崎県の島原から取り寄せた素麺とともにおよそ5,000本用意した各種ロレックスが竹の上を流れていきます。当店自慢の特製つゆに浸けてお召し上がりいただきます。

 あっさり味のそうめんと今が旬のロレックスのオイスターケースは大変相性が良く、デイトジャストなどの定番モデルはもちろんですが、サブマリーナやシードウェラーといったダイバーモデルも抜群の味が楽しめます。特に回転ベゼルに取り付けられたルミナスポイントの部分は多くの食通を唸らせる味わい。大変コシがあり、深みのある味が堪能出来ます。

一足先に初夏の気分が味わえる流しロレックス。今日は11時の開店前から当店の前には長蛇の列が出来上がっていましたが、なんとその行列は渋谷駅まで伸びていました。一番乗りで昨晩から列に並んでいたのは毎年当店のイベントを楽しみにして下さっている世田谷区在住の高橋さん。こんな風におっしゃっていました。

「何っ?今年はロレックスのつかみ取りじゃないの?!毎年年度初めは会社を休んで参加しているけど、そうめんにもやたら合うねぇ。しかし、うまいなぁ~、これ。シードウェラーのベゼルは歯ごたえがいいね!」・・・・・とのこと。すっかり気に入って下さったようです。

また、荒川区からお越しの歯科助手の女性、山本さん(推定年齢29歳)は「ロレックスとそうめんの組み合わせがこんなにも絶妙だとは知りませんでした~。16234のベゼルはマイルドな味なんですね!まさに目からウロコ。とってもおいしいです!」とかなり感激している様子でした。

近所に住む、この春から小学3年生になる小野寺君(8歳)も「チョーうまい!家でも食べたいから、今度おかあさんに作ってもらうヨ~!」とこれまた大喜び。この時期のロレックスは舌の肥えた大人に限らず、ちびっこ達にも大人気でした。

今回かなりの本数を準備させていただきましたが、おかげさまでもうそろそろ完売しそうな勢いです。大変ご好評いただいた「流しロレックス大会」ももうすぐおしまいでしょうか。来年も乞うご期待です!




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