8/10/2015

真夏の目からウロコ

またしてもブログから遠ざかってしまいました。前回更新したのが5月末だったので、2ヶ月以上もほったらかしになっていたことになります。日々優先させなければならないことがそれなりにある上、正直このブログを更新する意欲が完全になくなっていました。書くべきネタがないわけではないのですが、どうにもこうにも気が向かなくて気づいたらこのありさまです。。。


そんなワケで、サボっていたくせに話題にしてみようかと思っていたことについて少々。。。時計の修理などの作業をする際には大抵机の上に敷いた専用のマットの上で行うのですが、そのマットの表面がだいぶ汚れて傷も目立つようになってきたので、ちょっと前に新しいものを新調してみたんです。

材料屋さんへ行った時に探していた部品などと一緒に買ってきたのがこちら。今まで使っていたものはかれこれ10年近くは使っていたのではないでしょうか。とにかくまぁ、やたらと汚らしくなってしまったのがなんとなく嫌で、ちょっと気分をスカッと変えたくなったんです。

以前から使っていたマットも淡いグリーンだったので、一見同じような雰囲気なのですが、実際は色が少し濃くなって質感もだいぶ変わりました。時計修理関連の工具類の世界ではおなじみ世界のベルジョン製で、価格は五千円ほどでした。正直「なんでこんなものがこんな値段するんだ?」ってな感じでちょっと高いなぁと思ったのですが、気分を変えたいって気持ちの方が強かったので、迷わず購入しました。


早速これまでのマットから新しいものに替えて作業を始めてみるとこれがまさに「目からウロコ」でした。色が変わっただけではなく、素材そのものが完全に別物になっていて、表面は柔らかくしっとりしている感じで、マットに小さなネジなどを落としてみると部品がほとんど跳ねないことに驚きました。今まで使っていたマットだとちょっと高いところから小さな部品を落としただけでも多少は跳ね上がっていたのですが、それが全然ないんです。

ピンセットの先をまめに整えて、慎重に作業していたとしても時には掴んだ部品を落としたり、飛ばしたりすることもあるワケで、そんな時には机の上のマットが重要な役割を果たします。いやぁ、ホント買って良かった。なんでも知らない間に改良を重ねてアップデートされているもんなんだなぁ...とミョーに感心した今日この頃です。

さて、当店のウェブサイト上ではすでにアナウンスしていますが、明日8月11日(火曜日)から16日(日曜日)までお休みさせていただきます。期間中は店舗でのすべての業務はもちろん、お電話やEメールでのお問い合わせにもお応え出来ません。メールで頂戴したお問い合わせ等については通常営業を再開する8月17日(月曜日)以降順にご返事差し上げます。何かとご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

Brian Wilson - Love And Mercy




ところで、最後にこんな曲はいかがでしょうか。夏だからってワケではありませんが、ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンのファースト・ソロアルバムの中の名曲がこちら。この曲を聴くといつも言葉では説明出来ない、楽しいような悲しいような...胸が締め付けられるような独特な気分にさせられます。心地よい潮風のような美しい旋律とハーモニーが素晴らしいとしか言いようがありません。この世に存在する最も美しいメロディのひとつかも知れません。そんな風に思っています。



公開中のこの映画も是非観てみたいですねぇ。ワタクシのお気に入り俳優のひとりジョン・キューザックが出演しているからってこともありますが、なにより波乱万丈の人生を歩んできた天才ブライアン・ウィルソンの実話が基になっているところに興味津々です。最近あまり映画を観ていなかったのですが、近々時間を作って行ってこようかと思っています。

さて、前述の通り明日からしばらくお休みさせていただきます。修理の作業が少し遅れ気味だったりするので、何日も休むのは本意ではありませんが、少しダラダラしようかと思います。17日の月曜日から営業再開しますので、どうぞよろしくお願いします!