ついにFIFAワールドカップが始まった。前回のドイツ大会からもう4年も経ったことがどうも信じられません。ちょっと早くありません?なんとなくまだ2年くらいしか経っていないような気さえします。オリンピックもそうですが、ワタクシ的には4年ごとの開催というのがウソなんじゃないかとすら思う今日この頃です。
昨夜テレビで中継された予選リーグの「日本対カメルーン」の試合は我が国の代表チームが見事勝利を収めました。前半に本田圭佑選手がゴールを決めた時はガラにもなくガッツポーツをしてしまいました。後半はヒヤっとする場面もありましたけど、結局カメルーンに点を許すことなく、試合終了。終始日本が試合の流れを握っているような感じで、ホントにすごかったです。
そんな今回のワールドカップ、気になっているのは日本代表チームのことばかりではありません。他の国の代表チームにも興味津々なのですが、そんな中で最も気になっているのは今回アルゼンチン代表の監督を務める、あのマラドーナ。以前からあの人が左右両方の手首に時計を着けているのは知っていましたが、監督として試合を見守っている最中もやはりその両方の手首にはふたつの大きな腕時計がありました。
特別熱心なサッカーフリークではありませんけど、マラドーナの活躍ぶりはワタクシもちょっとくらい知っています。天才の名を欲しいままにした華々しい現役時代。でも、そこからの転落ぶりも相当ドラマチックですよねぇ。一流アスリートの中でマラドーナみたいにダーティなイメージも強い人は珍しいと思いますけど、良くも悪くもその破天荒さには驚かされました。一時期はビックリするくらい激太りして、死にかけたりしていたみたいですけど、今はどうにか人並みの体型をキープしているようですし、実際健康状態も良さそうです。アルゼンチンも予選の一戦目で無事勝利を収め、マラドーナ自身もかなり喜んでいましたよねぇ。
「この人なんでまた2個も腕時計を着けているんだ?」なんて、きっと誰もがそう思うに違いありません。ワタクシも気になって思わずググってみましたが、決定的な理由は見つかりませんでした。いろいろと調べているうちにすぐどうでも良くなってきました。そもそもそこまで必死になって調べなければならない理由もないのです。仮になぜ腕時計を二つ着けているのかが分かったところで、どうせ理解出来ないような理由なんじゃないかと思えてきたのです。
今回ちょっと調べてみて初めて知りましたが、ウブロがビッグバンという機種でマラドーナモデルを手がけているんですねぇ。ウブロといえば、ラバーを使ったスタイリッシュなデザインが特徴でしたが、近年はLVMHのグループに加わり、最近のトレンドの巨大な時計を作っています。いくらウチの店が古い時計ばかり扱っているとはいえ、まったく知りませんでした。我ながらどんだけ現行品に疎いんだと思ってしまいましたけど、やっぱりちょっとビックリでした。ずいぶんデカイ時計を着けているなぁとは思っていましたけど、あれがウブロだとは分かりませんでした。オーディマ・ピゲのロイヤル・オークに見えないこともなかったものの、だいぶ違うなぁなんて思っていましたけど、きっとあれがマラドーナモデルなんでしょう。そういえば、今回のワールドカップの公式計時はウブロも担当しているみたいですねぇ。
そんなふたつの腕時計を着けるアルゼンチンが生んだサッカーの天才マラドーナ。一方日本のエース、天才肌の本田選手もふたつの時計を両手首に着けているらしいのですが、それはご存知でしょうか?ワタクシ、実はまったく知りませんでした。今回マラドーナの時計について調べているうちに本田も同じように時計を2個着けているのだということを知ったのです。ところが、ふたりにはどうも微妙な違いがあるようでして、マラドーナがふたつ同じモデルを着けているのに対し、本田はまったく別々のモデルをそれぞれの手首に着けているようなのです。
このふたりのこだわりっぷりはきっと凡人には理解出来ないようなものなんじゃないでしょうか。天才には天才にしか分からない理由があるような気がします。腕時計は利き腕じゃない方にひとつ着けるものという常識的な既成概念は関係ないのでしょう。なんだったら、彼らにとっては首や腰に巻きつけたっていいくらいなんじゃないでしょうか。「なんでふたつも時計をしているの?」などと訊ねるのは単なる愚問かも知れません。きっと「腕時計は一個しか着けられないって法律でもあるのかよっ!カッコいいから両方の腕に着けたいんだよ、オレの勝手だろ!」なんていう答えが返ってくるんじゃないでしょうか。
ひょっとすると、これからは腕時計をふたつ着けるなんて人が増えるんじゃないでしょうか。世間一般じゃ腕時計をしない人も増えていますが、これを機に両腕に時計を着けるのが流行ったりして。そうなると時計を買う時は同時にもう1本買うことが当たり前になり、2本セットで販売されるようになったりして。・・・そんなわけないかぁ。
HOROL INTERNATIONAL
http://www.horol.com
Follow Us On Twitter
horolin on Twitter