5/16/2014

Naomi.....

ちょっと前にウチの店のサイトにアップしたセイコーのダイバーウォッチのセカンドモデルについて少々。冒険家植村直己氏が愛用していたことでお馴染みのモデルで、左右非対称のデザインや特徴あるインデックスの形をはじめ、ルックス的にもなかなか個性的ですが、独特なロック機構を持ったリュウズなど、海外のブランドが手がけていたものとは異なる方向性で作られていた個性的なダイバーモデルです。

当店では日頃国産の時計を積極的に取り扱うことはありませんが、たまたま入手の機会があり、その際直観的にグッときたとでも言ったら良いのでしょうか。とにかく、コンディションの良さにシビれてしまい、思わず即入手しました。



ガラスにも傷がつきやすく、結構キレイなものでも大抵はちょっと惜しい小傷があったりするものですが、これはホントに美品です。ずいぶん前はウチの店でもセイコーやシチズン、オリエント(たまにタカノ)といった国産の時計もそれなりに取り扱っていまして、その頃はこんな風にコンディション良好なものを取り扱ったことも何度かありましたが、今や10年どころじゃないくらい前の話です。いずれにしても普通なら意識的に集めるようなことのないこのセイコーとの出会いはなんというか、大げさに言うとある意味運命すら感じてしまいました。

伝説の冒険家が使っていたことが枕詞のようになっているこのセイコー・ダイバー。そういったストーリーがなくても実に魅力ある時計じゃないでしょうか。個人的には手動で巻き上げが出来ない構造のムーヴメントだけはちょっと好みではありませんが、ズシッとくるボリューム感のあるケースをはじめ、この存在感はたまりませんねぇ。正直決してリーズナブルとは言えませんが、この使用感の低さは目を見張るものがあります。ご興味のある方は是非店頭でチェックしてみて下さい。






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