ずいぶん寒くなってきましたが、それでも12月のわりにたいして寒くないような気がする今日この頃。師走になり、何かと慌ただしい毎日に追われ、エントリーする機会がありませんでしたが、久々のブログです。
いきなりですが、この写真の人物はご存知でしょうか?"Keith Sweat"というアメリカのR&Bシンガーです。かつて「ニュージャック・スウィング」と名付けられた独自のスタイルのダンスミュージックを世に広めたひとりで、1990年代には数々のヒットを飛ばし、プロデュース業などでも大活躍した人です。以前はワタクシもドハマりしてこの方のCDを一時は聴きまくったものです。とても個性的な声質のせいか、好き嫌いがはっきり分かれるところもあり、メェーメェー鳴く羊のようだなんて言われたりもしますが、その甘い歌声は唯一無二の存在です。前々から気になっていたのですが、そんなキースさんのアルバムジャケットには腕時計がはっきり写っているものが結構多くて、わざわざ目立つようにしているんじゃないかと思うほど。このキース・スウェットさんに限らず現代のR&Bとか、ヒップホップ系ミュージシャンは腕時計が好きな人が多いようです。
特にケースやブレスレットにダイヤモンドが散りばめられたゴージャスなタイプを着けている場合が最も多く、一昔前はそのほとんどがゴールドの"ROLEX"でした。世の東西を問わず、富を象徴する腕時計といえば、やはりロレックス。そして、ロレックスを身に着けることはまさに成功の証なのです。存在感あるデザインや王冠のマークなど、一目でそれと分かるルックスが重要なポイント。大抵は純粋なノーマル仕様ではなく、ケースやベゼルが派手にカスタマイズされたものを多く見かけたものです。当店で扱っているような年代物のアンティークとか、ヴィンテージなどと呼ぶような古い時計とはまったく異なるジャンルの時計ですが、ワタクシは以前からいわゆるブラックミュージックのアーティストと腕時計の関係性に注目していました。近年はラッパーの"JAY-Z"やネプチューンズの"Pharrell Williams"などがオーディマ・ピゲのロイヤル・オークなんかを好んで着けたりしていることから、ロレックスだけに集中していた傾向からアーティスト達の嗜好もこの何年かでずいぶん細分化が進んだようです。
この画像は1996年リリースの"Keith Sweat"という、そのまんまストレートに自らの名前をタイトルにしたアルバムのジャケット写真なのですが、これはまさしくロレックスっぽいですよねぇ。ダイヤもギラギラです。ちなみにこのアルバムがワタクシ的に一番のお気に入りで、未だによく聴いています。1990年代のR&Bを語る上で絶対に外せない、マストな一枚ではないでしょうか。
これは一番最新のアルバムジャケットですが、この写真でもかなり意識的に時計を見せているような感じです。これはもはやチラ見せどころじゃありません。「コレこの間買ったやつ。いいでしょ~!」ってな感じでしょうか。今年リリースされたらしいので、さすがにイマドキっぽい大きなケースですねぇ。この時計、どこのブランドなのでしょうか。現行物にはかなり疎いので、全然分かりません・・・。
そんなキースさん、2007年にはこんなクリスマスアルバムを出しているようですが、このジャケット写真でも袖口から時計がバッチリ見えています。それにしてもこの人、どれだけ時計好きなのでしょう。ただ好きなだけじゃなくて、相当な見せたがり屋です。今まで知りませんでしたが、今回ブログのネタにするため、ちょっと調べたりしているうちに発見したこの"A Christmas Of Love"といういアルバム。ちょうどクリスマスシーズンなので、近いうちに入手してウチの店でもこのCDをかけてみようかなぁなんて思っています。ワタクシ的に久々の「キース・スウェット」ブーム到来かも知れません。前述のお気に入りのアルバムから名曲"Twisted"をどうぞ。独特なシルキーヴォイスをお楽しみ下さい。
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