例えば、非防水がほとんどという時代に防水ケースを採用したモデルは数も少なく、当然プラスアルファの価値がつきます。さらに黒文字盤なども元来数が少ない上にきれいな状態をキープしたものはさらに少ないため、良品は評価が上がるというわけです。実際、ステップドベゼルのスクリュウバックケースに黒文字盤なんていうと急に高値がついたりします。
そんな中、ブレゲ数字を用いたデザインの文字盤というものもかなり評価を集める仕様のひとつです。実際玉数もだいぶ少なくなりますし、なんと言っても独特の雰囲気があって、どことなく上品なイメージを漂わせています。パテック・フィリップなんかの場合、代表的な96でもベーシックなデザインの文字盤のものと比べるとやはりブレゲダイアルの方が評価が高くなるもの。もちろん、他のブランドでも同様です。

こうやって見るといずれも年代物特有の深みのようなものがビシビシ伝わってきます。いずれも可愛らしい小ぶりなケースにシンプルな手巻きムーヴメントを搭載しています。かなり珍しい二段になったステップドベゼルのケースのものはブルースチールの針も美しく、全体的に使用感が少ない点も魅力。フラットベゼルのツートーン文字盤はクロノメーター仕様。防水型の「アクヴァティック」はゴールドトップで少しゴージャスな雰囲気。しかもピンクゴールド。どれもオシャレです。
アンティークウォッチならではの魅力が詰まったこの三本。同じモヴァードでもそれぞれが実に個性的ではないでしょうか。シビレます。
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