つい最近話題になった英国のウィリアム王子婚約のニュース、日本ではそこそこの取り上げられ方でしたが、現地ではもっと派手に報じられて、久々の明るい話題にイギリス国民は盛り上がっているそうです。一時は破局も伝えられたふたりの婚約を単純に祝福しているだけでなく、来年行われる結婚式に関連した経済効果もすでに期待されているらしく、そういった点でも注目の的になっているようです。
それにしても今回テレビで映像を観てびっくりしました。ウィリアム王子がちょっと見ない間にすっかり大人になってしまって、まるで何年かぶりに甥っ子に会った親戚のおじさんになったような気分です。
以前から交際していることが取り上げられていたケイト・ミドルトンさん、カノジョも実にお美しい方ですねぇ。すっかり幸せに浸っているのか、以前よりもキレイになったんじゃないかと思うほど。王子の父親であるチャールズ皇太子が婚約の際、母親の故ダイアナ元妃へ贈ったブルーサファイアの指輪を左の薬指に着けていたことに最も注目が集まっていました。ダイアナさんが残念なことになってしまいましたから、至極当然ではないでしょうか。しかし、そんな中で時計屋のワタクシが注目したのはウィリアム王子の腕時計です。
二人が腕を組んだ状態でケイトさんの指輪を映した映像を観ましたが、ちょうどウィリアム王子の着けている腕時計も映りました。王子の時計はオメガ。回転ベゼルのついたダイバーズモデル「シーマスター」です。その映像を観てワタクシは「そうか、ウィリアム王子はシーマスターかぁ~」と妙に納得するとともに好感が持てました。だって控えめじゃないですか。例えば、これがロレックス・デイデイトの10ポイントダイヤの金ムクなんかを着けていたとしたら、ものすごく嫌味っぽいですよねぇ。「王子、ヒップホップスターかよっ!」ってな感じでツッコミたくなってしまいます。もしオーディマ・ピゲのロイヤルオークなんかだったら、「王子、アンタちょい悪オヤジでも目指しているのかよっ!」って感じでしょうか。その点、オメガのシーマスターならチープ過ぎず、かといって高価過ぎない、適度な感じでちょうどいいじゃないですか。
個人的には王室に代々伝わる年代物の時計があって、例えばそれがロンジンだとか、スミス、JWベンソンなんかを王子が着けていたら、シビれちゃいますけどねぇ。あと、古いダンヒルのオリジナルウォッチなんかだったりしてもいいかも知れません。ポケットウォッチも忘れちゃいけません。珍しいリピーターなんかあってもおかしくありません。実際はどうか分かりませんが、きっとそんな時計のひとつやふたつ、いや10個や20個はありそうですよねぇ。恐らくチャールズ皇太子がそういう貴重な年代物をたくさん隠し持っているんじゃないでしょうか。そうに違いない。ワタクシの勝手な想像ですが・・・。
ところで、今回のこの婚約のニュース、正直に言うと一番気になったのは指輪でも時計でもありません。ホントはウィリアム王子が大人っぽいのを通り越してすっかりおっさん化していたところです。気になって仕方ありませんでした。でも、まぁとにかく、おめでたい話は大歓迎です。末長くお幸せに!
HOROL INTERNATIONAL
http://www.horol.com
Follow Us On Twitter
horolin on Twitter
Japan Blog Village - Wristwatch
Blog Ranking - Jewelry & Watch
11/21/2010
11/02/2010
モバード家のブレゲ三兄弟
年代物の時計の価値を決定づける最も重要な要素といえば、オリジナル性を含めたコンディションでしょうか。しかしながら、ポピュラーなモデルであってもその時計の仕様そのものが数少ないタイプであれば、そこに付加価値がつく場合もあります。
例えば、非防水がほとんどという時代に防水ケースを採用したモデルは数も少なく、当然プラスアルファの価値がつきます。さらに黒文字盤なども元来数が少ない上にきれいな状態をキープしたものはさらに少ないため、良品は評価が上がるというわけです。実際、ステップドベゼルのスクリュウバックケースに黒文字盤なんていうと急に高値がついたりします。
そんな中、ブレゲ数字を用いたデザインの文字盤というものもかなり評価を集める仕様のひとつです。実際玉数もだいぶ少なくなりますし、なんと言っても独特の雰囲気があって、どことなく上品なイメージを漂わせています。パテック・フィリップなんかの場合、代表的な96でもベーシックなデザインの文字盤のものと比べるとやはりブレゲダイアルの方が評価が高くなるもの。もちろん、他のブランドでも同様です。
そんな我々を魅了してやまないブレゲ数字の文字盤ですが、実は現在当店にはモバードのものが3本も揃っています。大体1930~1940年代頃のもの。大変珍しいことだと思いますが、モバードのブレゲ兄弟が仲良く集まっているのです。たまたまなんでしょうけど、めったにないことなので、記念に写真を残しておこうと思い、集合写真を撮ってみました。
こうやって見るといずれも年代物特有の深みのようなものがビシビシ伝わってきます。いずれも可愛らしい小ぶりなケースにシンプルな手巻きムーヴメントを搭載しています。かなり珍しい二段になったステップドベゼルのケースのものはブルースチールの針も美しく、全体的に使用感が少ない点も魅力。フラットベゼルのツートーン文字盤はクロノメーター仕様。防水型の「アクヴァティック」はゴールドトップで少しゴージャスな雰囲気。しかもピンクゴールド。どれもオシャレです。
アンティークウォッチならではの魅力が詰まったこの三本。同じモヴァードでもそれぞれが実に個性的ではないでしょうか。シビレます。
HOROL INTERNATIONAL
http://www.horol.com
Follow Us On Twitter
horolin on Twitter
Japan Blog Village - Wristwatch
Blog Ranking - Jewelry & Watch
例えば、非防水がほとんどという時代に防水ケースを採用したモデルは数も少なく、当然プラスアルファの価値がつきます。さらに黒文字盤なども元来数が少ない上にきれいな状態をキープしたものはさらに少ないため、良品は評価が上がるというわけです。実際、ステップドベゼルのスクリュウバックケースに黒文字盤なんていうと急に高値がついたりします。
そんな中、ブレゲ数字を用いたデザインの文字盤というものもかなり評価を集める仕様のひとつです。実際玉数もだいぶ少なくなりますし、なんと言っても独特の雰囲気があって、どことなく上品なイメージを漂わせています。パテック・フィリップなんかの場合、代表的な96でもベーシックなデザインの文字盤のものと比べるとやはりブレゲダイアルの方が評価が高くなるもの。もちろん、他のブランドでも同様です。
そんな我々を魅了してやまないブレゲ数字の文字盤ですが、実は現在当店にはモバードのものが3本も揃っています。大体1930~1940年代頃のもの。大変珍しいことだと思いますが、モバードのブレゲ兄弟が仲良く集まっているのです。たまたまなんでしょうけど、めったにないことなので、記念に写真を残しておこうと思い、集合写真を撮ってみました。
こうやって見るといずれも年代物特有の深みのようなものがビシビシ伝わってきます。いずれも可愛らしい小ぶりなケースにシンプルな手巻きムーヴメントを搭載しています。かなり珍しい二段になったステップドベゼルのケースのものはブルースチールの針も美しく、全体的に使用感が少ない点も魅力。フラットベゼルのツートーン文字盤はクロノメーター仕様。防水型の「アクヴァティック」はゴールドトップで少しゴージャスな雰囲気。しかもピンクゴールド。どれもオシャレです。
アンティークウォッチならではの魅力が詰まったこの三本。同じモヴァードでもそれぞれが実に個性的ではないでしょうか。シビレます。
HOROL INTERNATIONAL
http://www.horol.com
Follow Us On Twitter
horolin on Twitter
Japan Blog Village - Wristwatch
Blog Ranking - Jewelry & Watch
ラベル:
Patina,
Wristwatch
登録:
投稿 (Atom)