いずれにしても放置プレイが過ぎますよねぇ。とはいえ、TwitterをはじめFacebookやInstagramといった主要なSNSではそこそこの頻度で情報を発信していますので、なにかと時間のかかるブログの投稿が多少おざなりになっても仕方がないだろう...なんて自分の中で言い訳をしている今日この頃です。
実際、昔と比べてやらなければならないことが劇的に増えており、いつもヒマそうに見えても実は毎日結構慌ただしくしています。日々来客が多くてその対応に追われるといったような忙しさではありませんが、どうしても修理関連の作業に時間がかかってしまうことが大きいかと思います。
高倉健ばりに不器用なところがあり、効率よく物事に取り組むことが出来ない...というか、そもそも合理的にやろうとしていないようなところもありまして、自分でもイカンなぁとは感じています。まぁ、何から何までひとりでやらなければならないので、引き続き暖かい目で見てやっていただけると幸いです。
そんな当店ですが、実はこの10月に地味に25周年を迎えました。1993年に台東区で営業を始めてからちょうど四半世紀経ったことになります。2001年に代官山へ移転し、その後2008年にはたまたま見つけた今の店舗へまた移転して現在に至るわけですが、当初はこんなに長く続けられるとは思っていませんでした。夢中でやっていたら、あっという間に25年も経っていたような...そんな気分です。現店舗に移ってからのこの10年、特にここ数年の時間の経過はホントに早く感じます。
宇宙の歴史を思えばこの25年間などほんの一瞬かも知れませんが、よくよく考えてみると結構な年月ですよねぇ。そんなウチの店の歴史を振り返ってみると決してすべてが完璧な出来事ばかりだったわけではありません。過ちや失敗は数知れず。それでもなんとかここまで続けてこられたということは当店を支持して下さる方々がいたからこそではないかと思いますし、そう思うとただただ有り難いと感じるのと同時に少し誇らしく思えてきます。
相変わらず世の中は不安定ですし、古時計の世界もずいぶんと状況が様変わりしてなんだか問題が多くなってきていますのでこの先の心配は尽きませんが、これまでと変わらず取り組んでいきたいと思います。当店でやるべきことは至ってシンプルです。当店なりのセレクトで状態良好で雰囲気の良い年代物の腕時計を提供すること。修理に関連した業務についても同様で、ひたすら誠実に取り組むことだと考えています。
そろそろまた新たな転機を迎えることになりそうな気配もありますが、これからも地道にコツコツと細く長く営業し続けることを目標にまた新たな気持ちで向き合っていきたいと思います。26年目も引き続き当店をご愛顧下さいますようお願い申し上げます!
Horol International
店主 廣江顕