4/30/2011

4月の終わりに

4月も今日で終わりです。ブログのエントリーも滞りがちでしたが、何か書こうとするとちょっとネガティブな内容になりそうで、実はなんとなく控えていたところもあります。しかしまぁ、この4月もなんだかんだで結構慌ただしい毎日でした。

震災の発生から1ヶ月半ちょっと経ちました。微力ながら、当店でも何かしようと試みたチャリティーセールで用意した商品もおかげさまで短期間で売却になり、サイト上でもご報告したように日本赤十字社への募金も済ませました。思いのほか良い反響が得られたので、今後もなんらかの形で続けられたらなぁなんてことも考えています。もし同じようなことをやってみる時にはまたアナウンスさせていただきます。

少々個人的な話ですが、実は先日の震災で発生した津波の被害に遭った千葉県旭市に住む友人がいまして、4月13日にはそのお見舞いで現地に行ってきました。ここでわざわざ話題にすることじゃないような気もしていましたが、ちょっとだけ書かせてもらいます。

その友人は高校の同級生で、元々は都内在住でしたが、20年くらい前から旭市へ移り住み、そこで飲食店を一家で営んでいました。その友人の自宅や店舗が酷い被害に遭ったというのです。建物が流されることはなかったものの、一階部分は完全に海水やヘドロが入り込み、車も流されてめちゃめちゃな状態になってしまいました。早めに避難していたおかげで家族全員無事だったとはいえ、現在は自宅の2階部分でどうにか生活しているという話でした。

水道や電気も復旧したそうでしたが、当然お店を再開出来るはずもなく、途方に暮れているようでした。そんな状況だということを知って、少しでも力になろうという思いで同級生の仲間に声をかけてお見舞金を集め、それを手渡しに行ってきたわけです。ワタクシも商売をしている身ですし、かつては夏休みに彼の家へ遊びに行って泊めてもらったりしたことも何度もあったし、だいぶ前になりますけど、ロレックスのGMTマスターを買ってもらったこともあります。そんな経緯もあって少しでも何か出来ればと思ったのです。

今回の震災で大きな被害に遭った地域はかなり広範囲に渡りますが、その中で最も首都圏に近い被災地のひとつが千葉県旭市だと思います。ワタクシが行った翌日には天皇皇后両陛下が訪れたそうで、テレビのニュースでも取り上げられていましたが、もっと被害の大きかった地域が他にもたくさんあったり、原発の事故の方に注目が集まっているせいもあってか、旭市の被害についてはそれほど話題になっていませんでした。実際に行ってみるとテレビで観る東北の太平洋沿岸の地域ほどではないにせよ、1か月経過しても津波の恐ろしい力を感じさせる光景に何度も出くわしました。少しずつ元通りの生活が戻りつつあるような気もしていましたが、とんでもありません。まだ何も終わっていないのです。

とはいえ、いつまでもオロオロしていても仕方がありませんし、困っている方々のことを思いつつもこれまでと変わらない生活を続けることも大切なのだということをこの4月中は強く意識するようになりました。様々な産業が大きなダメージを受けていますが、我々一般市民が普通に消費活動を維持することの重要性については言うまでもありません。

今年も黄金週間がやってきました。旅行をしたり、外食をしておいしいものを食べたり、ショッピングを楽しんだり・・・。気候もいいこの季節、そんな風に外へ出て楽しく過ごすのに絶好の機会ではないでしょうか。さぁ、みなさん出かけましょう!



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