5/27/2010

あらためてご挨拶

いささか思うところもあり、この度ブログを引越しました。(これまでのブログはこちら)今まで通りLivedoor Blogで続けても良かったのですが、使い勝手の面などで多少不満もあったので、心機一転させることに決めた次第です。これからはここでちょこちょこ書いていきます。そんなわけで、この機会にあらためて当店について紹介させていただこうかと思います。

私たち「ホロル・インターナショナル」は1993年創業で、当時店舗は東京都台東区にありました。その後2001年に渋谷区代官山へ移転し、2008年6月に同じ代官山町内の現在の店舗へ移転し、リニューアルオープンしました。一昨年リニューアルしてから、もうそろそろ丸2年が経とうとしています。ホントに早いもんですねぇ。

当店ではアンティーク、あるいはヴィンテージと呼ばれる年代物の腕時計の販売をメインにその他には交換用の革ベルトなどの周辺グッズなども取り揃えています。販売だけでなく、時計の修理業務も行なっていますが、古い時計をより良い状態で長く使っていくためにメンテナンスはとても重要です。

販売した時計はもちろんですが、持ち込みの修理のご相談にも応じています。簡単な内容の修正でしたら、その場で作業出来る場合もありますし、コンディションに関する診断なども基本的に常時対応しております。ざっと拝見して状態を判断し、アドバイスさせていただくだけであれば、原則的にお代は頂戴していませんので、いつでもご相談下さい。

また、当店では販売や修理の他、卸売り業務をはじめ、その他テレビや映画、雑誌、広告等、ご依頼があればリースなども積極的に行っています。特にテレビドラマや映画の撮影用の小道具にはずいぶん協力させていただいています。

特定のブランドにとらわれずにいろいろな年代の個性的、かつ状態の良い時計を意識的に収集しています。上を見ればキリがないこの世界、基本はあまり高額過ぎるものより作りはしっかりしていても比較的入手しやすい価格帯のものを優先させたい考えです。特にメジャーなブランドだけにとどまらず、あえてマイナーなブランドの隠れた名品やすでに消滅してしまったようなブランドのものなどにもなるべくスポットを当てて、紹介していきたいと思っています。

古時計が持つ魅力は言葉では説明づらい部分も多く、なかなかうまく言えませんが、年代物特有の作り込みの良さはもちろん、製造された当時の空気感や現在に至るまでの時間の流れを感じさせてくれるところも魅力のひとつではないでしょうか。大体1930年代から機械式時計が完全に円熟期を迎える1970年代頃までの商品をメインに取り扱っています。

古い時代に作られたものならではの魅力を持った、味わい深いアンティークウォッチ。それらはまさに一点物で、どこにでもあるものではなく、また決して簡単に見つけられるようなものでもありません。良品を集めるためにはそれなりの手間や労力が必要になります。当店では基本的にワタクシ自身がアメリカやヨーロッパなど海外へ赴き、自分の目で見て吟味した時計を仕入れ、可能な限り自ら整備にも携わり、さらにお客様と接していろいろとご説明した上で販売するというスタイルをとっています。小さな店なので、大勢のスタッフがいるわけでもありませんし、そういった点では不手際があったり、頼りない部分もあるかも知れませんが、こういった小規模な形態を長年続けていることこそ、当店のアイデンティティであり、それが良さでもあると考えています。

魅力ある古い時計を気軽に日常に取り入れてごく普通に使い、革ベルトを変えたりしながら、オシャレに楽しむ。そんなライフスタイルを提案しています。メンテナンスなども含め、大切に使っていけば、これから先もまだまだ長く使っていくことが出来ますし、それをまた誰かが受け継いでいくことだって可能です。そんなところも魅力のひとつだと思います。歴史が刻まれたホンモノを身に着けて、何気ない毎日の生活を楽しむことに共感していただけたら幸いです。

今後もご利用下さるお客様に喜んでいただけるような店作りを目指していきます。これまでと同様、当店ならではのセンスでセレクトしたいい雰囲気の古時計を紹介していきたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いします。


HOROL INTERNATIONAL
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